昨日(2012年6月26日)、消費税増税法案が衆院で可決された。直前まで民主党内は主流派と反対派で揉めに揉め、結局72人の造反議員を出す結果となった。処分については未定だが、このままでは収まらないはず。まさに党を割る結果と言っていいだろう。 ところで、今回のドタバタを報じるテレビや新聞の報道を見ていると、そのすべてが「増税派vs増税反対派」という論調なのが気になった。筆者から見れば、本当の対立軸はまったく別のところにあるからだ。 彼らが「増税反対派」というのはフィクションだ 実は、年齢が上がれば上がるほど増税を容認する人の割合が高いというデータがある(「医療費の財源に関する調査」2011より)。これは、高齢者ほど自分が今受け取っている社会保障を(財源不足を理由に)カットされることを恐れているためだ。 数が多い上に投票率も高い高齢者さまがGOサインを出した以上、いかないわけにはいかない。これ