秋田県大館市の食肉加工製造会社「比内鶏(ひないどり)」による比内地鶏製品の偽装発覚から2週間余り。県は地産ブランドの信頼回復に躍起だが、県内外の菓子製造業者らによる偽装商品も次々と発覚し、後手に回った感は否めない。瞬く間に地に落ちたブランドに、お歳暮商戦を目前に控えた百貨店らからは恨み節も聞こえてくる。(宮原啓彰) 「比内鶏」社による商品偽装の影響は比内地鶏を扱う県内の業者にとどまらなかった。比内地鶏の7割以上が首都圏を中心とした県外に出荷。小売店のダメージは県外で、より顕著だった。 都内の大手百貨店で同社の製品を取り扱っていたのは12店舗。うち同社の製品のみを販売していた4店舗からは、お歳暮商戦を前に、比内地鶏が店頭から消えてしまった。ある店舗は他社の製品に「本物」を示す確認書を掲示したが「イメージ低下は避けられない」という。 秋田県の対策本部は「偽装商品を載せたギフトカタログを既に作成
2007年10月29日02時59分 高級料亭「吉兆(きっちょう)」を展開するグループ会社の一つ「船場(せんば)吉兆」(大阪市)が福岡市中央区の百貨店で、ラベルを張り替える偽装を繰り返して消費期限切れの菓子を販売していたことがわかった。匿名の通報を受けて調べていた同市は28日、食品衛生法に基づき、同社に適正表示などを勧告した。日本農林規格(JAS)法違反(不正表示)の疑いもあるとみて農林水産省九州農政局と合同で調査している。 同市などによると、船場吉兆は同市中央区の百貨店・岩田屋の7階に「吉兆天神店」を構え、地下食料品売り場の「吉兆天神フードパーク」で吉兆ブランドの総菜やデザートを販売している。 消費期限の偽装が判明したのは、同フードパークのみで販売していた「黒豆プリン」「桜ゼリー」「抹茶ゼリー(抹茶涼み)」「タルト」「ほうじ茶ケーキ」の5種類の菓子。消費期限は製造日から4〜5日間だが
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