従業員給与不払い、会社と専務書類送検 赤倉温泉の旅館 2011年09月15日 10:21 従業員に計1100万円以上の給与を支払わなかったとして、新庄労働基準監督署は14日、最低賃金法違反の疑いで、赤倉温泉の「阿部旅館」(最上町富沢)と同社の女性専務(60)を書類送検した。 送検容疑は、従業員29人の2010年8月1日から11年1月31日までの給与について、県最低賃金額以上の賃金計1105万7296円を支給日までに払わなかった疑い。県最低賃金額は10年10月28日までが1時間当たり631円、同29日からは645円。 新庄労基署によると、専務は体調不良の社長に代わり、同社の業務を担当。同社は取引先への支払いや借入金の返済などを優先させていたという。支払わなかった賃金のうち、14日現在で約650万円が未払いのままとなっている。 同社は07年3月にも、従業員33人に賃金計約517万円を支払