「マロニーはどうしてマロニーという名前なんですか?」 皆様からよくこんな質問を受けます。 実は当社内でも確たる答えはなく、議論百出の状態です。が、ここに大変有力だとされている説がありますので、ご紹介させていただきます。 マロニーの創作者であり、創業者の吉村義宗は、終戦後シベリアでの抑留生活を余儀無くされました。その厳しい生活のなかでの体験が、その後の彼の人生に大きな影響を与えます。そして、マロニーもその例外ではありません。 日本に帰って来た吉村が開発したのが、ジャガイモのでんぷんを原料にしてつくる新しいはるさめでした。さてこの画期的な新製品にどんな名前をつけようか。当時の専務が 頭をひねって考えたネーミング案の一つに、吉村の心を強く揺さぶるものがありました。それが「マロニー」です。 「まろやかに煮えるから、マロニー」というシンプルな連想だったのですが、吉村はその響きから遠くシベリ