『マチェーテ・キルズ』鑑賞。 そもそも企画の発端が『グラインドハウス』のなかのフェイク予告編であり、ブラックスプロイテーションをうまくトレースした前作は映画に必要不可欠なものがてんこもりで、おふざけがすぎるシークエンスも多々あったが、メキシコ市民の怒りがぶち込まれた文句なしの娯楽作であった。 その続編である今作には前作になかった要素として本編前にフェイク予告編が入る。 これから楽しみにしている人のために内容は伏せるが、これが爆笑の出来であり、それまで地に足のついたグラインドハウス感(とはいえ充分ムチャクチャだったわけだけど)みたいなものを一気に崩してくるギャグ要素の強いものだった。実際こういう作品はたくさんあるだろうが、まさかブラックスプロイテーションがあのジャンルに!?というのは……もしかしたらない……いや、あるのかな……その辺勉強不足である。 とはいえ。ノリなのか、本気なのか分からない