米Apple Inc.が発売した小型の携帯型音楽プレーヤー「iPod shuffle」の第3世代品を入手し,その使い勝手を一通り確かめた日経エレクトロニクス分解班は,あるメーカーの技術者の協力を得ながら,いよいよ分解作業に着手した(前回の記事)。小型化や軽量化をどのように実現しているのかを確かめることが今回の分解の目的である。 まず筐体を開けようとしたが,他のApple社製品と同様,開けるのが非常に困難だった。iPod shuffleの筐体には,鏡面仕上げのクリップが付けられているが,その部分にわずかな継ぎ目がある。ここに細い金属の棒を差し込んでこじ開けようとするも,なかなか金属棒が入らない(図1)。