2023 年 4 月にアップデートしました。 ビジネスにおいて「解像度が足りない」という言葉が使われるようになりました。この解像度という概念を、深さ、広さ、構造、時間の4つの軸で整理して、それぞれでどうやって解像度を上げれば良いのかについて解説しています。 このスライドを使った
「Startup Day 2023」は日本中のAWSを利用するStartupが、AWSの知見を披露するHubとなる1日です。2023年はサブテーマに「スタートアップ冬の時代を共に乗り越える」を掲げて、スタートアップが面しているこの逆境をどうやって跳ね除け、成長につなげていけるかを共有します。ここで、株式会社カケハシの新田氏が登壇。まずは、「スタートアップ」「ベンチャー」「スモールビジネス」の違いについて話します。 本セッションで話すこと、話さないこと 新田智啓氏:「技術的負債を抱えながらそれでも生きていく」ということで、他のセッションの技術的な話から、エモい感じの、抽象度の高い話になるので、お願いします。 このタイトルは、『君たちはどう生きるか』と『レガシーコードとどう向き合うか』のタイトルを見て、なんとなく勢いで投稿しました。当時はまだ両方とも見ていなかったんですが、今は履修済みです。
多様化する世界の中で、特にデジタル領域のビジネスにおいては多数のビジネスモデルが存在する。そのため全てのビジネスモデルを把握しきることは困難だ。 今回はこちらの記事を参考に31個にビジネスモデルを類型化し、全3回のシリーズにわたってそれぞれを解説していく。 ビジネスモデルをブラッシュアップしたい起業家や、ビジネスモデルを学びたいビジネスマンにとって参考になれば幸いだ。 まずは1から10。それでは早速見ていこう。 フリーミアムモデルサブスクリプションモデルマーケットプレイスモデルアグリゲーターモデル従量課金モデルFFS(フィー・フォー・サービス)モデルEdtechのモデルロックインモデルAPIライセンスモデルオープンソースモデル1. フリーミアムモデル 例:Google Drive, iCloud, Slack フリーミアムのビジネスモデルは、ユーザーがソフトウェアやゲーム、サービスの基本機
デブサミ2023夏でスポンサー枠を取って「見えない壁を越えよう!アジャイルやマイクロサービスを阻む「今までのやり方」」という講演をしてきました。資料はこちら。 「アジャイルやマイクロサービス」という「これからのやり方」に取り組む時、苦労するのは「今までのやり方」とのギャップです。これは「ウォーターフォールやモノリス」との手法的な違いというよりも、その裏側にある組織やITの仕組み、さらには文化に起因するものです。 なぜなら、今までは「安定して効率的に対応し続ける」ことが正解であり、そのために仕組みを作り上げてきたからです。このような「今までの組織やITの仕組み」のままで、ただ単に「これからのやり方」に取り組んでも失敗してしまうのです。 「今まで」と「これから」のギャップ 失敗1:半島型 新しい手法を試すにあたり、これまでの仕組みとは意図的の距離を置く必要があります。そうしないと、これまでの仕
元Google Japanエンジニア、株式会社ナレッジワークCTOを務める川中真耶氏 川中真耶氏(以下、川中):「規模が拡大しても耐えられる創業期のシステム・組織設計」というタイトルで発表させていただく(川中)真耶です。よろしくお願いします。 まず自己紹介なのですが、僕はずっと技術で飯を食ってきた人間です。大学で情報科学を学んで、IBMでリサーチャーをして、Google(Google Japan)でソフトウェアエンジニアをして、という経歴です。 2020年に、CEOの麻野(麻野耕司氏)とナレッジワークという会社を創業しました。そこからCTOをやっています。 ナレッジワークは、セールスイネーブルメントクラウド「ナレッジワーク」というものを作っています。こちらのプロダクトは、営業力の強化・営業生産性の向上を1つのツールで実現するようなものになっています。 スタートアップが持つ、ビジネスとプロダ
エンジニア出身PdM4名の自己紹介 横澤佑輔氏(以下、横澤):本日は「エンジニア出身PdM/PjM/BizDevが集まる勉強会#2」です。前回はエンジニア出身のPdM(プロダクトマネージャー)4名に登壇してもらって、いろいろ深掘りして話を聞きました。今回はビジネスサイドから始まったPdM、エンジニアから始まったPdM2名ずつに登壇してもらって、ふだん聞けないあれやこれやを深掘りしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 さっそくですが、パネラーの自己紹介タイムです。じゃあ、永嶋さんからお願いします。 永嶋章弘氏(以下、永嶋):不動産の賃貸領域のSaaSを作っているイタンジ株式会社で執行役員をやっている永嶋と申します。私はもともとエンジニアをやっていて、ビジネス側に侵食してきました。今はこの「OHEYAGO」という、新しいかたちの部屋探しサービスを作っています。メインがその業務で、そ
わかりにくいシステム構成図とは こんなシステム構成図を書いてないでしょうか? このシステム構成図のわかりにくい点が3つあります。それは 製品名は書いてあるが「役割」が書いていない データと処理が区別できない データの流れと制御の流れが区別できない の3つです。 わかりやすいシステム構成図 これら3つのわかりにくい点を改善したわかりやすいシステム構成図が↓です ポイントを解説していきます ポイント1. 製品名称ではなく「役割」を書く システム構成図には製品名称ではなくシステムコンポーネントの「役割」を書きます。 役割とは、例えば〇〇データや〇〇処理といったことであり、それを読むだけでシステムの動きを理解できる文字列です。役割をかかずに製品名称のみを書いてしまうと、その製品を知らない人が見たときに理解できません。例えば「Cloud Pub/Sub」という製品はGCPというパブリッククラウドの分
Amazon Web Services ブログ 何をどれくらいの価格で売ればいいの? ~SaaS のプライシング戦略 (考え方編) ~ 皆さんこんにちは、SaaS パートナーソリューションアーキテクトの櫻谷です。 初めて SaaS ビジネスに挑戦するお客様の中で、以下のような値付けに関するお悩みをお持ちの方は少なくありません。 「何をどれくらいの価格で売れば利益が出るのか?」 「AWSのランニングコストと帳尻を合わせるためにはどうすれば良いか?」 「サブスクリプションモデルって何?」 「価格は公開せずに顧客ごとに価格交渉したいんだけど…」 プライシングは、将来の SaaS ビジネスの成長の基盤を形作る重要な要素です。この連載記事では、SaaS ビジネスにおける一般的な売上モデルの話から、よくある提供プランのバリエーション、適切な価格設定の方法、陥りがちなアンチパターンなどをご紹介します。
Twitterで いつどう言う理由でこんなアフォな法律にしたのか知らないけど、即刻撤回するだけで日本はIT国になれる気がする。 「日本においては、税務上は自社開発のソフトウェアも資産計上して、3年若しくは5年で減価償却をする必要があります。」 https://t.co/TaAkA72OG7 — ザバ(ザバイオーネ) (@z_zabaglione) 2017年8月22日 というのが流れて来て元ネタの、 Amazonは最大のハックである「税ハック」と日本のソフトウェア産業の競争優位 を読んだのだが、事実誤認とゆーか、読みスジ違いが酷いのでまとめておく。会計士の人が書いているようなので、そういった意味の「間違い」ではないのだが、根本にズレがある。 そもそも、昔は無形固定資産に「ソフトウェア」という科目はなかった。 なかったらどうだったかと言えば、「ソフトウェア」は全て経費であり損金だった。その当
欧州でEVの普及が加速しており、それに伴ってEVとエネルギーインフラを連携する新たなビジネスが育ちつつある。同様の事業を日本で展開する際の課題と解決法について、三菱総合研究所 サステナビリティ本部 主席研究員の志村雄一郎(しむらゆういちろう)氏に聞いた。 志村氏は、12月24日開催のオンラインセミナー エネルギー分野と自動車分野の連携による新たなビジネスチャンスに登壇し詳説する予定だ。今後のエンジン車の販売規制がEV普及を後押し ---:欧州でEVの普及が加速していますね。 志村:はい。欧米では2030年以降にエンジンで走る車、いわゆる化石燃料を燃やしてエンジンで走る車の販売を制限するという方針を打ち出しています。それにともないEVの普及は加速しています。 2,3年前の状況ですが、イギリスやドイツは1%から2%と、ちょうど現在の日本(1%)と近い状況です。ところがここから数年で状況は変わっ
先日、とある起業家と出会った。今後のグローバル展開を見据え、リサーチのために日本からサンフランシスコに来ている。 プロダクトもかなりユニークで素晴らしい。そのスケールしやすいSaaS系のビジネスモデルから考えるに、さぞ多くの投資家が興味を持つだろうと思った。 早速「かなり投資を受けているんですか?」と聞いたところ、全て自己資金で回しているという。むしろ、自分たちのやりたいことをやりたいように進めるために、無理に資金調達を行わず、自己資金で頑張っているとのこと。とても素晴らしいと思った。 「まずは資金調達を」と考えるスタートアップ起業家が多い中で、あえて外部資本を入れずに自分達の資本力だけでビジネスを進めている。これはかなりしたたかで賢い。 資金調達は起業家が最も知りたいこと実際に起業家へのメンタリングを行う際に、最も頻繁に聞かれる質問の一つが「どのように資金調達をしたらよいか?」というもの
こんにちは、freeeのPublic APIチームでエンジニアをしているまっつーです。 ビールの美味しい季節ですが外で飲めないのが残念です。 僕らのチームは2021年7月にfreeeアプリストアに決済機能をリリースしました。 https://corp.freee.co.jp/news/paid-app.html この記事では決済の基盤としてStripeを利用した理由、どこに使ったのか、よかった点 / 仕様に合わなかった点を書きます。 アプリストアについて freeeアプリストアとはfreeeのPublic APIを利用したアプリを公開できるマーケットプレイスです。 2021年4月には掲載アプリ数が100を突破しました。 https://corp.freee.co.jp/news/appstore-100.html freeeと他サービスの連携を行うアプリや、freeeの機能を拡張するアプリ
おはようございます。 SaaS×D2Cを運営しているSUPER STUDIO COOの花岡です。 このnoteでは、最大手SIerで4年勤めてから独立し、SaaS事業を運営している僕の視点からSaaSとSIerについて本音のぶっちゃけトークができればと思います。 これからSE/エンジニアとして働く方、既に働いていて転職を考えている方々には是非読んでもらいたい内容です。 また、何かしらの領域でシステムを導入する際に、SaaSを契約しようか、SIerないし自社開発のフルスクラッチでいこうか悩まれている企業様の参考にもなれば幸いです。 ※書いていたらものすごく長くなってしまったのでタイトルの最初に結論を記載させていただきました。 ビジネスモデルで見るSaaSとSI<結論> ・SIは労働集約の人月ビジネス、初動から黒字、低利益率 ・SaaSはストックビジネス、初動は赤字、高利益率SaaSもSIもい
Armv9の構成 Armv9の最初の世代では、big.LITTLEの構成として、LITTLEに「Cortex-A510」、bigに「Cortex-A710」、さらに上位に「Cortex-X2」を組み合わせた構成となる。図版は、Armの Processors blog「The foundation of Total Compute: First Armv9 Cortex CPUs」より。 Armが、新しいアーキテクチャ「Armv9」の新製品を発表し、話題になっている(Armv9に関するプレスリリース「AI、セキュリティ、用途特化型コンピューティングの未来を切り拓く、Armの最新アーキテクチャv9を発表」、Armv9採用のプロセッサに関するプレスリリース「広範なコンシューマ機器に最適なパフォーマンス、セキュリティ、およびArmv9のメリットを提供するArm Total Computeソリューシ
弊社では2019年3月ごろから「無人化システム」の駆逐を進めています。本記事ではこの取り組みを、組織マネジメントとエンジニアリングの側面から紹介します。 恐怖の無人化システム 「無人化システム」は社内の独自用語なので、まずは言葉の意味から説明します。 無人化とはなにか 無人化の前に属人化について触れておきましょう。weblio辞書から属人化について引用します[1]。 ある業務を特定の人が担当し、その人にしかやり方が分からない状態になることを意味する表現。 無人化は属人化の進化系です。無人化とは「属人化していた業務の担当者がいなくなってしまい、誰にもやり方が分からない状態になること」と定義できます。誰がどう見てもダメな状態ですね。 無人化システムとはなにか システム運用が属人化し、かつその運用者が退職するとシステムが無人化します。我々の会社ではこのようなシステムを『無人化システム』と呼んでい
このエントリーは、Engineering Manager Advent Calendarの25日目、最終日の記事です。 はじめに 拙著「エンジニアリング組織論への招待」では、ソフトウェア自体の構造とソフトウェアを作り上げる組織の構造が似てしまうという「コンウェイの法則」についてたびたび引用しました。 この「コンウェイの法則」は、ある一定規模の組織で働いたことのあるエンジニアであれば、実感を持って捉えることができるのでしょう。 しかし、何故、どのような力が働いて、「組織構造」と「ソフトウェアの構造」が似通ってきてしまうのかと問われると説明の難しいものです。 拙著においては、ロナルド・コースの取引コスト理論をベースに、社内取引においても取引コストが存在し、その取引コストがソフトウェアの構造をも変えていくという説明を行いました。 本記事は、さらに踏み込んで、組織やビジネスに働く力学と、システムで
「みんなのPython勉強会」では、Pythonを中心としてプログラミングを様々なシーンに生かす方法を一緒に学んでいます。今回は初級、中級のサーバーサイドエンジニア向けに、開発現場のアドバイザーでもある長沢氏がアジャイルとDevOpsについて話しました。前半はアジャイルとDevOpsの関係についてです。 DASAが位置づけているDevOpsの原則 長沢智治 氏(以下、長沢):今日は「アジャイルとDevOps」の話をします。長沢です、よろしくお願いいたします。みなさん聞こえてますかね? 阿部 一也 氏(以下、阿部):聞こえてます! 長沢:大丈夫ですね。よかったです!私は何者かと言うと話すと長くなるんですが、いろんな会社を渡り歩いて会社を作ってしまった人になります。今はアジャイルやDevOpsの支援とか働き方の支援とかと、あとはマーケティングですとかプレゼンテーションですね。これらを掛け合わせ
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