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宗教とreviewに関するsizukanayoruのブックマーク (33)

  • 【読書感想】プロテスタンティズム 宗教改革から現代政治まで ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    プロテスタンティズム - 宗教改革から現代政治まで (中公新書) 作者: 深井智朗出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/03/21メディア: 新書この商品を含むブログ (11件) を見る Kindle版もあります。 プロテスタンティズム 宗教改革から現代政治まで (中公新書) 作者: 深井智朗出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2018/05/11メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 1517年に神聖ローマ帝国での修道士マルティン・ルターによる討論の呼びかけは、キリスト教の権威を大きく揺るがした。その後、聖書の解釈を最重要視する思想潮流はプロテスタンティズムと呼ばれ、ナショナリズム、保守主義、リベラリズムなど多面的な顔を持つにいたった。世界に広まる中で、政治文化にも強い影響を及ぼしているプロテスタンティズムについて

    【読書感想】プロテスタンティズム 宗教改革から現代政治まで ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 南直哉『恐山 死者のいる場所』を読む - 関内関外日記

    恐山: 死者のいる場所 (新潮新書) 作者: 南直哉 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/04/17 メディア: 新書 購入: 2人 クリック: 13回 この商品を含むブログ (16件) を見る 南直哉というと、このあいだキリスト教徒との対談を読んで知った人である。 goldhead.hatenablog.com 「禅と福音」とあるように、曹洞宗の禅僧である。それも、寺の子に生まれたというのではなく、生と死の問題を追求したく出家し、永平寺で二十年修行した禅僧である。テーラワーダの僧侶すら「職業的に就職している」というようなことを言い放つ僧である。職業訓練校的に住職になるためではないサンガを作ろうとしたくらいの僧なのである。 そんな禅僧がなぜ、「恐山」なのか。経緯については書で述べられているが、恐山菩提寺の院代(住職代理)だったからである。おれはまったく知らなかったが、恐山は

    南直哉『恐山 死者のいる場所』を読む - 関内関外日記
  • 『インド仏教はなぜ亡んだのか』そう、それが知りたかった……が!  - 関内関外日記

    インド仏教はなぜ亡んだのか―イスラム史料からの考察 作者: 保坂俊司 出版社/メーカー: 北樹出版 発売日: 2003/05/01 メディア: 単行 クリック: 1回 この商品を含むブログ (1件) を見る このところ釈尊、すなわちゴータマ・シッダールタの時代の仏教、原始仏教に関するを何冊か読んだ。読みながら、ふと思うことがある。「なんで今のインドは仏教国じゃないの?」。これである。これに関しては、南伝仏教というか、釈尊の仏教そのままだよというテーラワーダ仏教(上座部仏教)の……スリランカの僧も触れていない。 むろん、釈尊の教えを説くことと、ある国家(地域)でその宗派が亡んだことに直接の関係はない。後者は仏教の話というより、政治や軍事の歴史に属することだろう。でも、疑問に思っちゃうよな。だって、釈尊が「おれ覚ったよ」ってなったら、都市近郊にサンガ(僧の集団)を作って、乞(こつじき)を

    『インド仏教はなぜ亡んだのか』そう、それが知りたかった……が!  - 関内関外日記
  • 新しい現実を解読するための、新しい『1984』──『2084 世界の終わり』 - 基本読書

    2084 世界の終わり 作者: ブアレムサンサル,Boualem Sansal,中村佳子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2017/08/28メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る書はアルジェリアの作家ブアレム・サンサルによる7番目の長篇にして、日では初めての邦訳書になる。また、その書名からもわかるとおりに、明確に『1984』を意識して書かれたディストピア小説でもある。『現実はもう、オーウェルの『1984』の説明では補いきれなくなっていました。』と語る著者が、新しい『1984』を描くために導入した世界観は「宗教が支配する全体国家」というもの。 現実はもう、オーウェルの『1984』の説明では補いきれなくなっていました。わたしたちが見ている全体主義的な幻想世界には、アラー、預言者、そして絶対に過ちなど犯さない聖人や代理人たちとちった新しい登場人物が、いつのまにか入

    新しい現実を解読するための、新しい『1984』──『2084 世界の終わり』 - 基本読書
  • 【映画感想】ハクソー・リッジ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    第2次世界大戦中、デズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。彼は、人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。その後、(テリーサ・パーマー)と父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可され……。 hacksawridge.jp 2017年の映画館での15作目。平日の夕方からの回で、観客は僕も含めて7人でした。 予告編では触れられていなかったのですが、沖縄戦が舞台の戦争映画です。 戦争映画とはいっても、宗教上の信念から自らは銃を手に取らず、衛生兵として激戦のなか戦場を駆け回り、大勢の傷ついた兵士を助けた男の実話。 冒頭に出てきたのが、"based on true story"ではなく、"true story"だった

    【映画感想】ハクソー・リッジ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 『ローマ法王になる日まで(Chiamatemi Francesco - Il Papa della gente)』(伊2015)Daniele Luchetti監督 イデオロギーではなく、人に寄り添うまなざしが素晴らしい - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    評価:★★★★☆4つ半 (僕的主観:★★★★★5つ) 現在の教皇フランシスコの半自伝的映画。 見ていて涙が止まらなかった。これはある意味、ビルドゥングスロマン(成長物語)と言っても差し支えないだろう。なぜならば何物でもない立場から、その組織の政治の頂点にまで登っていく話になるから。しかしまったく、そうは見えない。それは、彼が志と動機をもって、それを軸とする生き方をしていないからだ。彼が望むことは、人々に、貧しい人たちに奉仕て生きること。しかし、とても難しいことに、彼は若くして管区長の地位にあり、明らかに政治的調停のセンスと、保守と改革のバランスがある人間だったことだ。彼は、現場で死ねるような一兵卒でもないし、そうしたことは既に立場が許さない。性急ではない彼の才能も、そこには向いていない。現場の聖職者が、親しい友人たちが、独裁政権で次々に殺されていく中、政治的なバランスを考慮せざるを得ない彼

    『ローマ法王になる日まで(Chiamatemi Francesco - Il Papa della gente)』(伊2015)Daniele Luchetti監督 イデオロギーではなく、人に寄り添うまなざしが素晴らしい - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
  • ノラネコの呑んで観るシネマ 沈黙 -サイレンス-・・・・・評価額1750円

    酒を呑んで映画を観る時間が一番幸せ・・・と思うので、酒と映画をテーマに日記を書いていきます。 映画の評価額は幾らまでなら納得して出せるかで、レイトショー価格1200円から+-が基準で、1800円が満点です。ネット配信オンリーの作品は★5つが満点。 ■ お知らせ ※基的にネタバレありです。ご注意ください。 ※当ブログはリンクフリーです。内容の無断転載はお断りいたします。 ※ブログ環境の相性によっては、TB・コメントのお返事が出来ない事があります。ご了承ください ※エロ・グロ・出会い系のTB及びコメントは、削除の上直ちにブログ管理会社に通報させていただきます。 また記事と無関係な物や当方が不適切と判断したTB・コメントも削除いたします。 ■TITLE INDEX ※タイトルインディックスを作りました。こちらからご利用ください。 神はどこにいるのか?なぜ沈黙するのか? 江戸初期、キリシタン弾圧

  • 大ヒット「君の名は。」から分かるキリスト教的世界観

    「君の名は。」が大ヒットしている。8月下旬の公開という「ぎりぎり夏休み映画」にもかかわらず、命と言われていたハリウッド大作やメイドインジャパン怪獣映画を押しのけ、どんどんと興行収益を上げている。 公開からわずか10日間で38億円を稼ぎ、原作小説は72万部を突破。劇中音楽と主題歌を担当したRADWIMPSの映画サントラもヒットチャートを賑わしている。これほどまでに日人の心をつかむ「君の名は。」とは何なのか? キリスト教牧師の視点からこのブームを検証し、映画を評してみたい。 まず何といっても、監督の新海誠の絵がきれいであることが万人受けする魅力だ。実写かCGか?と思わせる緻密な絵は、スタジオジブリとは異なるアニメーションの魅力を存分に発揮している。そして音楽。主題歌というと普通は1曲だが、この映画には4曲の主題歌があり、それがとても効果的に使われている。スピード感あふれるイントロに乗った演

    大ヒット「君の名は。」から分かるキリスト教的世界観
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    不倫SF漫画の結末はハッピー?バッド?『あげくの果てのカノン』米... 2018年11月17日 2018年7月23日(月)漫画『あげくの果てのカノン』完結記念イベント「ハッピーエンド(もしくは地獄のはじまり)の作り方」が開催されました。  イベントに登壇されたのは『あげくの果てのカノン』作...

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  • 【読書感想】キリスト教と戦争 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    キリスト教と戦争 (中公新書) 作者: 石川明人出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2016/01/22メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 世界最大の宗教、キリスト教の信者は、なぜ「愛と平和」を祈りつつ「戦争」ができるのか?殺人や暴力は禁止されているのではなかったか?書では、聖書の記述や、アウグスティヌス、ルターなど著名な神学者たちの言葉を紹介しながら、キリスト教徒がどのように武力行使を正当化するのかについて見ていく。平和を祈る宗教と戦争との奇妙な関係は、人間が普遍的に抱える痛切な矛盾を私たちに突きつけるであろう。 著者は、この新書の冒頭で、こう問いかけています。 「なぜ、キリスト教徒は、「愛」と「平和」を口にするのに、戦争をするのだろうか」 キリスト教徒ではない僕にとっては、まさに「ツッコミどころ満載」ではあるんですよね。

    【読書感想】キリスト教と戦争 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】教団X ☆☆ - 琥珀色の戯言

    教団X 作者: 中村文則出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/12/15メディア: 単行この商品を含むブログ (21件) を見る Kindle版もあります。 教団X (集英社文芸単行) 作者: 中村文則出版社/メーカー: 集英社発売日: 2015/08/14メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者最長にして圧倒的最高傑作。 『アメトーク』の「読書芸人」で、「オードリーの若林さんが、知り合いの作家に『オススメの小説は?』と聞くとみんな決まってこのを挙げる」と、この『教団X』を紹

    【読書感想】教団X ☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】同志社大学神学部 私はいかに学び、考え、議論したか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    同志社大学神学部 私はいかに学び、考え、議論したか (光文社新書) 作者: 佐藤優出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/10/15メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見る Kindle版もあります。 同志社大学神学部?私はいかに学び、考え、議論したか? (光文社新書) 作者: 佐藤優出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/11/20メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る 【内容紹介】 虚学である神学を学ぶことによって、人間は自らの限界を知る。そして、その限界の外部に、目には見えないが、確実に存在する事柄があることに気づく。このような外部に存在する超越性のおかげで、人間は自らの狭い経験や知識の限界を突破し、自由になることができる。わたしは神学の勉強を通じて自由になることができた。この自由が、外交官になり、ソ連崩壊や新生ロシアの混乱を観察す

    【読書感想】同志社大学神学部 私はいかに学び、考え、議論したか ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】イスラム化するヨーロッパ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    イスラム化するヨーロッパ (新潮新書) 作者: 三井美奈出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/12/05メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 多発するテロ、移民二世・三世の増加、押し寄せる難民―欧州は今まさに「イスラム化」の危機に瀕している。西欧育ちの若者が、なぜ過激派に共鳴するのか。自由の国フランスで、なぜベールの着用が禁止されるのか。戦後復興の担い手は、いかにして厄介者となったのか。そして、欧州の「自由」と「寛容」は、いかに失われつつあるのか―。長年の現地取材に基づき、欧州を覆う苦悩から、世界の明日を読み解く! 2015年、フランスでは、1月に「シャルリー・エブド襲撃事件」、11月に「パリ同時多発テロ事件」と大きなテロ事件が2つも発生しました。 著者は、2011年から4年間にわたって、新聞社の特派員としてパリに駐在し、「シ

    【読書感想】イスラム化するヨーロッパ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】はじめて読む聖書 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    はじめて読む聖書 (新潮新書) 作者: 田川建三ほか出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/08/11メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る Kindle版もあります。 はじめて読む聖書(新潮新書) 作者: 田川建三ほか出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/02/20メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 なるほど。そう読めばいいのか! 「史上最大のベストセラー」には、なにが書かれているのか。聖書学者や作家、批評家らがその魅力や勘所を語る。 「新約聖書の個人全訳」という偉業に挑む聖書学者・田川建三が、その格闘の歴史を語った貴重なインタビュー、池澤夏樹、橋治、内田樹、吉隆明ら、作家や批評家がひもとく文学や思想との関係など、すぐれた読み手たちの導きによって、もう一歩聖書に近づけば、2000年以上にわたって生きながらえてきた

    【読書感想】はじめて読む聖書 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】イスラームから見た「世界史」 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    イスラームから見た「世界史」 作者: タミム・アンサーリー,小沢千重子出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2011/08/29メディア: 単行購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (5件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 9・11―その時はじめて世界は“ミドルワールド”に目を向けた。西洋版の世界史の後景に追いやられてきたムスリムたちは自らの歴史をどう捉え、いかに語り伝えてきたのか。歴史への複眼的な視座を獲得するための、もうひとつの「世界史」。 この、2011年の8月に出ていて、当時はかなり話題になりました。 僕も読もうと思いつつ、ずっと「積んで」いたんですよね。700ページ近くあり、字も小さいし、これを読むのは大変だな、と身構えてしまって。 あの『イスラム国人質事件』を機に、少しずつ読みました。 著者のタミム・アンサーリーさんは、アフガニスタン出身で

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  • 【読書感想】イスラーム国の衝撃 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    イスラーム国の衝撃 (文春新書) 作者: 池内恵出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/01/20メディア: 単行この商品を含むブログ (46件) を見る Kindle版もあります。 イスラーム国の衝撃 (文春新書) 作者: 池内 恵出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/01/28メディア: Kindle版この商品を含むブログ (15件) を見る 内容紹介 謎の「国家」の正体に迫る イスラーム国はなぜ不気味なのか? どこが新しいのか? 組織原理、根思想、資金源、メディア戦略から、その実態を明らかにする。 後藤健二さんと湯川遥菜さんの拘束で、日でも大きく報道されている「イスラム国」。 僕もこの事件の推移を見守っているのですが、これまで、「イスラム国」とは何なのか、ほとんど知らなかったのです。 「国」っていうけど、独立国家なのか? なぜ、そんな組織が誕生したのか? そこ

    【読書感想】イスラーム国の衝撃 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教 (集英社新書) 作者: 内田樹,中田考出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/02/14メディア: 新書この商品を含むブログ (27件) を見る Kindle版もあります。 一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教 (集英社新書) 作者: 内田樹,中田考出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/09/26メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介 イラク、シリアを進撃中のISISらイスラーム主義勢力は単なる「過激派」「テロリスト」なのか? 彼らの論理、そしてめざしているカリフ制とは何かがわかる、初めての一冊! ユダヤ教、キリスト教、イスラーム。一神教の謎に迫るスリリングな対談! 「ユダヤ教、キリスト教、イスラームの神は同じ?」 「戒律を重んじるユダヤ教とイスラームのコミュニティは驚くほど似ている

    【読書感想】一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 沈黙の宗教――儒教 加地伸行 - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない

    沈黙の宗教――儒教 加地伸行 (ちくま学芸文庫) ISBN:4480093656 第1章 儒教の深層、宗教性 儒教文化圏において墓が重視される理由 短い人生を生きる者のための安心できる死生観を宗教者に説いてもらい、死の不安や恐怖を取り除いてほしいと要求がでてくるのは当然である。そうした要求に応じた説明が、インド諸宗教を貫く輪廻転生という死生観であった。・・・死後、その魂は元の身体に帰ってくることはありえないし、第一、元の身体はもうかいて捨ててしまっている。つまり、遺体あるいは遺骨を納める墓を建てる必要はないというのである。お墓を作ることは、輪廻転生を説くインド仏教として無意味なことなのである。 儒の歴史は古く、孔子はその中興の人物にすぎず、儒の教えは孔子から始まったのではない。・・・儒たちはこう考えた。人間は精神と肉体とから成り立っているとし、精神を主催するものを<魂>、肉体を支配するもの

    沈黙の宗教――儒教 加地伸行 - 奴隷こそが慈悲を施さなければならない
  • 橋本治「宗教なんかこわくない!」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    まどら出版 1995年7月 「1Q84」について、村上春樹氏は読売新聞のインタヴューなどで、オウム真理教事件がその執筆の出発点となったといっている。「ごく普通の、犯罪者性人格でもない人間がいろんな流れのままに重い罪を犯し、気がついたときにはいつ命が奪われるわからない死刑囚になっていた −そんな月の裏側に一人残されていたような恐怖を自分のことのように想像しながら、その状況の意味を何年も考え続けた。それがこの物語の出発点となった」、と。 これがどうしても理解できないところである。あの当時オウム真理教に入信しなかったひとは圧倒的に多かったわけだが、それは偶然であり、ほんの少しでも状況が違っていれば、誰でもその信者となった可能性があったというように村上氏はかんがえているようにみえる。むしろ時代の病理に敏感であるひとほど入信する可能性が高かった、あの事件にはその当時われわれがかかえていた問題が集約的

    橋本治「宗教なんかこわくない!」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)
  • http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0378.html