先月の御登山の帰りに少し遠回りして内船寺を見学してきました。大石寺から車で約1時間の内船寺は山梨県南巨摩郡南部町にある日蓮宗の寺院です。四條金吾頼基が建治3年(1277)に邸内に三間四面の持仏堂を建立したのがその始まりで、弘安8年(1285年)に自邸を改めて寺として四條山正住坊と称したそうです。その後移転を繰り返し今の地に落ち着いたとされていて寛政年間に一度、安政年間に二度の火災に遭い、現在の本堂・庫裡は1855年(安政2年)に再建されたもです。山間の小さな寺院なので境内を見て回るほどでもないですが、ここに立ち寄ったのは四条金吾と日眼女夫妻の廟所を見たかったからです。他にも見ることはできませんでしたが寺宝として四条金吾夫妻の木像があるそうです。また境内には俳人大野林火の句碑もありました。さてお目当ての四条金吾夫妻の廟所は案内板がないのでなかなか見つかりませんでしたが本堂の裏手の墓地の一角に