2016年春の開業に向けて走行試験をしている北海道新幹線は26日、新函館北斗―新青森間の営業最高速度の時速260キロを初めて達成した。鉄道建設・運輸施設整備支援機構が発表した。 走行試験は1日に始まり、7日には青函トンネル(54キロ)を抜けて初めて本州側へ。26日は時折雪が降るなか、午前中から新函館北斗―木古内間(35・5キロ)を3往復。雪煙を巻き上げながら徐々に速度を上げ、午後0時57分新函館北斗発の3往復目で、時速260キロを達成した。 JR北海道とともに走行試験を続ける同機構は「今後も安全・着実に試験を進めていく」とコメントした。 貨物列車が運休となる29日~来年1月5日の年末年始は、JR北が本州―北海道間の寝台特急を運休させるなどして、夜間の約6時間、青函トンネルを含む在来線との共用走行区間(82キロ)での走行試験を予定している。