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ブックマーク / kaikaji.hatenablog.com (47)

  • Voice12月号のケント・ギルバート氏の論説について - 梶ピエールのブログ

    2月10日発売の『Voice』3月号の「中国経済をどう見るのか」という特集に、他の識者とともに中国経済の見通しについての短い一文を寄稿しました。中国経済はデフレからの脱却を図るべきだが、為替制度がその足かせになっている、というこれまで繰り返してきた論点を述べています。他の方々がそろって国有企業改革などの供給側の要因を重視されているのに対し、私一人だけ金融政策と需要サイドの問題点を強調して「浮いている」感がありますが、日の失われた20年の経験を考えればデフレ状態のまま供給サイドの改革を急激に進めることのリスクは明らかだと思います。 さて、上記の一文を寄稿した後に気が付いたのですが(IRONNAに転載されていたためエゴサーチで引っかかった)、同じ『Voice』の12月号にケント・ギルバート氏が寄稿した一文の冒頭に、私が全く言ったり書いたりしていない内容のことをあたかも私の主張であるかのように

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    sphynx 2016/02/13
  • 『進撃の巨人』と「単一権力社会」 - 梶ピエールのブログ

    中国、「脱近代」の誘惑 ――アジア的なものを再考する (homo viator) 作者: 梶谷懐出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2015/06/06メディア: 単行この商品を含むブログ (19件) を見る 下のエントリでも少し触れていますが、この度出版することになった拙著の見が届きました。今週末(6月6日)ぐらいから書店に並び始めるのではないかと思います。編集担当の赤井茂樹さんが太田出版に移ってから開設されたhomo viatorシリーズの、(あの國分功一郎さんの『暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)』に続く)2冊目のということになります。出版社の紹介ページと、目次は以下の通りです。 http://www.ohtabooks.com/publish/2015/06/06102743.html 日中の安全保障上の緊張と、いま復活しつつある脱近代の思想「アジ

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    sphynx 2015/07/29
  • 戸籍改革における「噛み合わせ」の重要性 - 梶ピエールのブログ

    NHKBSドキュメンタリーWAVEの番組「1億人が漂流する〜中国・都市大改造の波紋〜」の再放送をビデオでみた。 先日四川省の農村と地方都市の都市化に着いて調査をしてきたところなので、非常に興味深かった。番組では河南省鄭州市における農民工に居住証を与える代わりにスラムから追い出して再開発を行うという改革を扱っていた。農民工にとっては、居住証を手に入れることは社会保障や教育などの権利を手にする一歩になるが、同時に保険料の負担も大きくなるのであえて居住証を取らない者も多い、という状況を番組は描いていた。 番組を見ながら、僕はこれは農民工の送り出しを行う地域と、受け入れを行う地域の改革が噛み合わないために生じている現象だな、と思った。どういうことか。農民と都市住民の間の社会保障や住宅に関する差別をなくすための戸籍改革は、四川省の農村のような農民工の送り出し地域でも同様に行われている。そして農民工に

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    sphynx 2014/09/25
  • ジニ係数に関するヘンテコな言説 - 梶ピエールのブログ

    インターネットメディアのSYNODOSに、「中国の所得格差はどうなっているのか」という記事を寄稿しました。中国社会を語る際の「定番ネタ」の一つである所得格差の問題について、政府が公表しているジニ係数の変動、「灰色収入」の存在とその規模、国有/非国有部門間の賃金格差、などの観点から整理しています。 さて中国の所得格差については日でも関心が高い話題で、そのことはいいのですが、中にはかなりミスリーディングな紹介記事も見受けられます。例えば、少し前の『読売新聞』の記事です。オリジナルのリンクが切れているので「魚拓」を取っているサイトをリンクしておきます。 「中国で貧富の差拡大、ネット関連報道は次々削除 -読売新聞」 【上海=鈴木隆弘】23日付の中国紙・南方都市報によると、西南財経大学(四川省成都)の研究チームは、中国の全世帯の10%を占める富裕層が、全国の総資産の63・9%を所有しているとする「

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    sphynx 2014/03/27
  • 汪暉、重慶事件を語る(上) - 梶ピエールのブログ

    岩波書店の月刊誌『世界』7月号に、 北京の清華大学教授で新左派の代表的な論客、汪暉氏による「重慶事件──密室政治と新自由主義の再登場」 という論考が掲載されている。 中国の内外を問わず大きな衝撃を与えた事件に関する著名な知識人の発言であり、またその内容も色々な意味で興味深いものだった。論考の趣旨はおおむね以下の通りである。 1.今年二月に生じた王立軍の米国領事館駆け込み事件および薄熙来夫人である谷開来の英国人スキャンダルに端を発した一連の政治スキャンダルと、重慶モデルという「社会実験」の評価は、来区別して論じるべき問題である。 2.重慶モデルという社会実験は農村都市化をめぐる「地方間競争」の一つのモデルであり、もちろんその方式には賛否両論あったものの、基的にその成果は広く市民の評価に対しに開かれたものであった。それが今年の「両会」以来、「密室政治」のもとに葬り去られようとしているのは憂

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    sphynx 2012/07/15
  • 「いやな感じ」の正体 - 梶ピエールのブログ

    ネットと愛国 在特会の「闇」を追いかけて (g2book) 作者: 安田浩一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/04/18メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 12人 クリック: 372回この商品を含むブログ (72件) を見る 講談社『g2』で連載中からなにかと話題になっていたこのについては、これから活字メディア、ネット上を問わず多くの言及がなされていくことと思う。僕にとっては、なによりも拙著『「壁と卵」の現代中国論: リスク社会化する超大国とどう向き合うか』、特に第11章「村上春樹から現代中国を考える」で展開した問題意識に、あまりにドンピシャと響く内容だったので、とりあえず直接関連する記述を以下に引用しておきたい。 たとえば、2005年当時の激しい反日デモやサッカースタジアムにおける「小日」や「シャービー(=女性器を意味するスラング)日」の大合唱の映像をニュースでみ

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    sphynx 2012/07/15
  • 汪暉、重慶事件を語る(下) - 梶ピエールのブログ

    (承前)汪氏の論説に対する批判の二点目は、彼が温家宝による「密室政治」を攻撃するあまり、現代中国社会における様々な矛盾をことごとく温とそのブレーン、ならびに彼らが推し進めようとしている「新自由主義」政策に帰する、という一種の陰謀論になってしまっている点だ。 たとえば彼は、広東省に基盤を持つ南方系メディアを中心として「メディアの政党化」、「政治家のメディア化」が生じているとして、以下のような批判を行っている(『世界』7月号253ページ)。 第一級の党メディアの系統と第二級の党メディアの系統(たとえば南方系など)が緊密に連携をとって、民主、自由、開放の名の下に「真相政治」を弄んだ。それらの基調と温家宝の記者会見のレトリックは完全に一致するものであり、そこで「人民の目覚め」、「改革開放」、「政治民主」などの言葉が使われた。このような虚飾に満ちた言語が密室政治を通じて「真相」を操作するのである こ

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    sphynx 2012/07/15
  • イギリス帝国とアジア、日本 - 梶ピエールのブログ

    イギリス帝国の歴史 (中公新書) 作者: 秋田茂出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/06/22メディア: 新書購入: 3人 クリック: 90回この商品を含むブログ (22件) を見る グローバルヒストリーの成果を一般読者向けに説いた良書が目立つようになっている。羽田正著『新しい世界史へ――地球市民のための構想 (岩波新書)』が文字通りの入門編だとしたら、近代イギリス帝国の成立が世界史に与えたインパクトを、アジアにおける各国史の成果をふんだんに取り入れながら整理した書はその各論編といったところか。 書の詳細な内容については山下ゆさんがまとまりのよいブログ記事を書かれているので、そちらを参照のこと。 http://blog.livedoor.jp/yamasitayu/archives/51987700.html 僕自身の関心で言うと、以前に書いた以下のブログ記事の内容がが

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    sphynx 2012/07/15
  • アナーキー・イン・ザ・PRC - 梶ピエールのブログ

    先日、梅田の駅ビルに出来た映画館で、姜文監督の『さらば復讐の狼たちよ』を観た。評判に違わず、娯楽作品として完成度が高いだけでなく、今の中国を考えるにあたって格好の題材を提供してくれる傑作だと思う。この作品は特にリベラルな知識人層から絶賛されたと理解しているが、この作品で明らかになったのは、姜文のリベラリストというよりもむしろアナキスト的な側面だという印象を受けた。映画の内容とその政治的な「読み方」については、福島香織さんによる以下の記事が詳しいのでそちらを参照のこと。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20120702/234035/?top_updt&rt=nocnt 上にも書いたように、姜文はどちらかというと左派よりはリベラル派に人気のある監督だと思うが、姜文自身の立ち位置は典型的なリベラリズムとはかなり距離があると思う。いわゆる

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    sphynx 2012/07/15
  • 長野からのメッセージ - 梶ピエールのブログ

    といっても聖火リレーともチベットとも全然関係ない話ですみません。『信濃毎日新聞』で長期連載されている「石原吉郎 沈黙の言葉」という記事(写真)の紹介である。 記事を書いている畑谷史代さんはこの仕事の前にはハンセン病患者への聞き取りなどを手がけてきた硬派かつ社会派の記者さんで、それがなぜ今石原吉郎なのか、ということは連載記事を読んでいけばわかる(多分)。実は僕もちょっとだけ協力していて、以前このブログに書いた文章id:kaikaji:20050616が目に留まったのでインタヴューしたい、という電話があったのがもう一年以上前になる。インタヴューのときはバークレーに滞在していたとき、イラク戦争での米兵の犠牲者が2000名を超えた時にニューヨークタイムズが反戦のキャンペーン記事を汲んだのを目にしたときのなんとも「嫌な感じ」などについて話をした。 『望郷と海』などの石原のラーゲリ体験の手記は、197

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  • 中国外交を左右する学者たち - 梶ピエールのブログ

    13日付の日経新聞の国際欄で、王逸舟氏と閻学通氏というトウ小平の「韜光養晦」外交への姿勢をめぐって対照的な主張を展開する外交専門家のオピニオンが紹介されていた。中国の政府内の政策過程が徹底して不透明であるだけに、こうした政策決定に影響を与えると考えられる有力な大学教授の見解をジャーナリズムで紹介する試みは貴重だと思う。政治家の先生方はこの二人の名前くらいは覚えておいてください。また、王氏についてはすでに以下の著作が翻訳されている。 中国外交の新思考 作者: 王逸舟,天児慧,青山瑠妙出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2007/03メディア: 単行 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る さて、同士では王氏をリベラリスト、閻氏をリアリスト、として紹介していた。しかし、閻学通氏についてはリアリストというよりもむしろ国益重視派、ゴリゴリのタカ派として専門家の間では知られ

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  • 気になる本 - 梶ピエールのブログ

    毛沢東 最後の革命 上巻 作者: ロデリック・マクファーカー,マイケル・シェーンハルス,朝倉和子出版社/メーカー: 青灯社発売日: 2010/11/26メディア: 単行(ソフトカバー) クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る毛沢東 最後の革命 下巻 作者: ロデリック・マクファーカー,マイケル・シェーンハルス,朝倉和子出版社/メーカー: 青灯社発売日: 2010/12/27メディア: 単行(ソフトカバー) クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る アメリカにおける文革研究の第一人者における最新(といっても原著が出たのは2006年)の研究成果。文革についての基的な知識(フィリップ・ショートので触れられている程度の)がないととっつきにくいと思うし、出版社もマイナーなところで値段もかなり高いのでどのぐらい売れるかなあ。学術的な水準は間違いなく高いと思うんだが

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  • 2011年・中国経済の展望 - 梶ピエールのブログ

    あけましておめでとうございます。 昨年12月の共産党政治局会議、およびその後の中央経済工作会議で約二年ぶりに「適度に緩和的」な政策スタンスからの転換が打ち出され、そこから間髪を要れずに政策金利の引き上げが行われたことで、これから中国はインフレと高成長のバランスをどうとるのか、ということが改めて注目をあつめている。そこで、以下では新春らしく、簡単に今年の中国経済のマクロ的な展望を分析しておこう。 中国のマクロ政策を考える上でとても重要だと思われるのに、ほとんど言及されることがないのがCPIから生鮮料・エネルギーの上昇分を取り除いたコアCPI(日におけるいわゆる「コアコアCPI」)の動向である(上図の赤い折れ線。データはCEICより入手)。 これをみると、リーマンショック前、CPI(青い折れ線)のかなりの上昇が見られた状況の中でもコアCPIは1%を若干上回る水準でほとんど変動していないこと

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    sphynx 2011/01/04
  • 中国は反日に萌えているか - 梶ピエールのブログ

    中国屋などを生業にしていて一番いかんと思うのは「建国記念の日」というと反射的に10月1日を思い浮かべてしまうことである。2月11日?それって誰が何をした日でしたっけ? ・・さて、そんな私にとって(?)、前に書いたように領土問題というのは、個人的にほとんど萌えない話題だし、政府の対応のまずさなどについてはいくらでも論じる人がいるでしょうから、そちらにお任せします。 ただ、これも盛んに言われることで、中国政府の強硬政府の背景に民衆のナショナリズムの吹き上がりがある、というのはその通りだとは思うが、これを2005年の反日デモの時とと同列に捉えるのは大きな間違いだと思うので、その点だけ指摘しておきたい。 前回の反日騒ぎの時には、まず2004年に尖閣諸島上陸とか、日の国連安保理常任理事国反対の署名など一部活動家が反日の声を上げていたのが次第に注目を集め始め、同年夏にサッカーアジア杯のブーイングに代

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  • 毛沢東と「野望の王国」 - 梶ピエールのブログ

    ・・さて、前置きのつもりの上の文章ががずいぶん長くなってしまったので、別エントリを立てます。というわけで日だけではなく世界中でその振る舞いが警戒されつつある中国とはどういう国なのか、その「建国」の事情に立ち返って捉えなおすには、なんといってもこの書物でしょう。 毛沢東 ある人生(上) 作者: フィリップショート,山形浩生,守岡桜出版社/メーカー: 白水社発売日: 2010/07/17メディア: 単行購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (19件) を見る毛沢東 ある人生(下) 作者: フィリップショート,山形浩生,守岡桜出版社/メーカー: 白水社発売日: 2010/07/17メディア: 単行購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (12件) を見る  7月に出たこの上下巻は相変わらず書店の中国コーナーに平積みにされているけど、若年層の中国離れがいっそう進

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  • 神話的暴力と神的暴力、あるいは「動物」たちの反乱 - 梶ピエールのブログ

    少し前の、稲葉振一郎氏のエントリより。 少し話は変わるが、人(認識・行為の主体)を殺すということは、ある意味で(すなわちその人にとっての)世界を終わらせるということであり、その意味で人を殺すという営みは神的である。レヴィナスが「殺人は不可能である」と言ったのは要するにそういう意味においてであるとは言えまいか。つまりより正確には「殺人を人として行うことは不可能である」ということであったのではないか。殺すことにおいては、人は実に簡単に神の真似事ができてしまうのである。 もちろんその対極の、いわば「神の真似事」の困難な極というものが考えられる。すなわち、世界を創造するということだ。しかしこうした作業でさえも「真似事」としてであれば十分に可能である、とは言えまいか。すなわち、ある人にとってはその外側、ほかの可能性(「可能世界」と呼んでしまうことはとりあえずは差し控えるとして)が想定できないような環

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  • 最近の論壇誌の記事とか - 梶ピエールのブログ

    今日(21日)から中国出張にでることもあって、このまま8月中更新しないで終わってしまう可能性もあるので、駆け込み的にメモ的なことだけ書いておきます。ブログを欠く意欲がなくなったわけではないのだが、twitterをやりだしてからとにかく入ってくる情報がこちらの処理能力を超えていて・・ さて、中途半端ながら更新しようと思ったのは下の記事で紹介した、エイズ患者、同性愛者、少数民族などマイノリティの人権問題に取り組んできた中国のNGO「北京愛知行研究所」に関する追加情報をゲットしたから。twitterで流したところそれなりの反響があったのでここでまとめておきます。 『世界』9月号に、麻生晴一郎さんによる、最近の中国のNGOの活躍や政府との衝突について紹介した記事「公民社会への道」によると、「北京愛知行研究所」は今年の3月から4月にかけ当局の徹底的な立ち入り調査や妨害活動を受け、万延海所長は活動の場

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  • ウイグル人ジャーナリストの釈放を求める声明 - 梶ピエールのブログ

    このブログで伝えてきたハイラット(ガイラット)・ニヤズ氏の裁判の件については、その後日でも、下にも書いたようにブログの情報発信に遅れること5日にして、ようやく共同通信が配信した。しかしその内容たるや・・「外国メディアの取材を受け、コメントしたことが罪に問われた」・・っていくら中国でもそれだけじゃ罪に問われないって。何をコメントしたのか、という点が問題なんでしょうに。ロイターをはじめ、NYTやBCCなど海外のメディアはずっと早く、かつその点にも踏み込んで報じているのだが。しかも、その後続報の動きはまったく見られない。 しかし、その後中国国内ではこの件に関して大きな動きがあった。まず7月29日に、中国国内のエイズ問題に取り組んでいるNGO愛知行研究所が、ハイラット氏への判決が不当であるとし、抗議する声明を発表した。「ハイラット氏は国家の安全に危害を加えるどころか、事件が悲惨な結果にならない

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  • 続報2  - 梶ピエールのブログ

    ようやく27日になって、日でも共同通信社がこのニュースを配信しました。 http://sankei.jp.msn.com/world/china/100727/chn1007272306010-n1.htm

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  • 続報 - 梶ピエールのブログ

    ロイター報道によると、すでに懲役15年の判決が出たらしい。審理の早さといい、刑の重さといい、ちょっと常識では考えがたい。日のメディアは報じないのだろうか。 (Reuters) - A Chinese court in the restive western region of Xinjiang has given a Uighur journalist and website manager 15 years in jail for endangering state security by speaking to foreign journalists, his employer said on Friday. The sentence is unusually long for someone who has a low international profile and appar

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