ダイエットや健康の大敵とされる「炭水化物」ですが、正しく理解して摂ることで、太らない・疲れない ・寝つきがよくなる生活を送れるようになる、と語るのは文教大学教授・管理栄養士の笠岡誠一さん。笠岡さんの著書である『9割の人が間違っている炭水化物の摂り方』(アスコム)より、炭水化物の本当に正しい食べ方について一部抜粋してお届けします。 炭水化物が発がん性物質の発生を抑える! 腸が元気になることで、大腸がんのリスクを減らすことができます。2022年の統計で、死亡数が多いがんは、女性の第1位、男性の第2位が大腸がん。罹患者数は、年間約16万人もの数になります。大腸がんの発症には、生活習慣、特に食生活との関連性が強く指摘されています。日本人の食生活が炭水化物を減らす方向にシフトしてから、急激に患者数が増えたがんの一つです。厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、炭水化物の摂取量は1955年には1日
