概要 EDP(Electronic Data Processing)とは、人手で行なってきた事務作業をコンピュータによる電子的なデータ処理で置き換えたもの。現代では、会計処理をコンピュータなどで電子的に行うことを指す。 1950年代に実用的なコンピュータシステムが製品化され、企業や行政機関などの事務処理の効率化、省力化へ応用され始めた。当時のコンピュータは一台で一室を占拠するような大型の製品で、現代でいうメインフレームに相当する。 大企業の会計部門や金融機関などでは、それまで手作業の人海戦術で行なってきた膨大な計算、集計などをコンピュータに行わせるようになった。このような会計事務の電子化をEDPと呼び、そのための情報システムを「EDPS」(EDPシステム)と呼んだ。 EDPの導入により、手計算に伴う計算ミスや記入ミスなどが減って正確性が向上し、短時間で大量の計算を実行できるようになった。単