学生時代に仲が良かった連中と、週末に集まって草野球をやっていたことがある。 チーム創設当初は昔の仲間が中心だったんだけど、人伝てだったりブログ経由だったりで徐々に大所帯になっていった。 そうやって少しずつ人数を増やしながらワイワイ楽しくやっていたら、あるとき外国人の青年がやってきた。 私たちが盛り上がっているのをブログで知って、仲間に入れてほしいとメールをくれたのだ。 監督も兼任していた私は、とりあえず見学に来てくれないかと提案した。 チームとしてはそこそこの規模だったけど、外国人が入ってくるのは初めてだったので、みんな彼には興味津々だった。 もちろん事前に彼のプロフィールは知ってたんだけど、それでも見学当日はチーム全体がソワソワしていた。 結果から言うと、彼はあっさりとチームに溶け込んでしまった。 もちろん、みんなが歓迎ムードだったことや彼の人柄や優れていたことも大きかった。 でもそれと