悪意ある攻撃者はJavaScriptをマルウェアの運搬手段として悪用するようになっていると、Arbor Networksの上級セキュリティエンジニアであるホセ・ナザリオ博士ナザリオ氏は指摘する。 悪質な「JavaScript」が、ますます狡猾になっている。Arbor Networksの上級セキュリティエンジニアであるホセ・ナザリオ博士によれば、今日のJavaScriptは、標的の使っているWebブラウザや脆弱なコンポーネント、アクセス可能なクラス識別子(CLSID)を特定したり、個別にカスタマイズした攻撃を仕掛けたりすることも可能だという。 ナザリオ氏は、「NeoSploit」と呼ばれる新たなマルウェアツールが、少なくとも7種の異なる手段の中から標的の弱点を衝くものを選択し、PCへの感染を広げている事実を把握したと述べている。 「過去数カ月の間に、この種の攻撃や悪質なJavaScriptが
