慶応義塾大学の稲見昌彦教授、東京大学の五十嵐健夫准教授らの研究チームは、複数の小型ロボットが協調して簡単な料理を手伝うシステム「Cooky(クッキー)」(写真、動画)を開発した。IH調理器と連動して小型ロボットが手順通り食材や味噌を入れたり、鍋をかき混ぜたりする。ユーザーは簡単な指示や下ごしらえをするだけでよい。今後は複雑な調理やほかの家事支援への応用を進める。 システムは、ユーザーが必要に応じて簡単に調理手順やタイミングを組み替えられる専用インターフェースと、車輪で移動する小型の半自動型ロボット、目印となるビジュアルマーカ、Webカメラ、IH調理器、専用皿、パソコンで構成される。 登録された料理をつくるには、まずレシピから料理を選択し、食材を専用皿に置いた後、食材ごとに対応したビジュアルマーカを皿に付加する。次に、専用インターフェースを立ち上げ、必要な場合、イラスト化された食材をマウスで