標的は日本の軍事技術? 三菱重工だけでなくIHI、川崎重工業も攻撃を受けていた Toru Hanai-Reuters 9月19日、日本の防衛産業最大手の三菱重工業は社内のコンピューターシステムがハッキングの被害を受け、一部の情報が流出したことを認めた。 同社の対応に日本政府は苦言を呈した。日本国内で多くの防衛関連企業がハッカーの標的にされる恐れがある中、政府への報告が遅れたからだ。防衛省によると、同省と防衛装備品メーカーの契約では情報漏えいやその疑いがあった場合は即座に報告することが義務付けられている。三菱重工は米防衛産業大手のライセンスを受けて、F15戦闘機や、パトリオットなどミサイルシステムの生産を行っている。 三菱重工業が潜水艦やミサイルなどの生産拠点のサーバーやパソコンがサイバー攻撃を受けたことに気付いたのは8月中旬のこと。しかし防衛省がその事実を知ったのは19日の報道を通じてだっ