拙著『プログラマ”まだまだ”現役続行』では、コードレビューに関して以下のことを述べています。 コードを複数の開発メンバーでレビューした結果のコードの質は、レビューに参加したレビューア以上のものにはなりません。つまり、いくらコードレビューが効果的だとはいっても、プログラミングの初心者どうしが集まってお互いのコードをレビューしたところで、その質には限界があります。 ペアプログラミングによって、コーディングを行いながらレビューした場合も、まったく状況は同じです。つまり、ペアプログラミングによってコードの品質が向上するかどうかは、誰とペアプログラミングしたかに依存します。 時間をかけてコードをレビューするのですから、レビュー結果として高い質を求めるためには、対象とする領域に関する技術知識を持ち、読みやすいコードを書くことに関しても知識とセンスを持つソフトウェアエンジニアがレビューアとして参加する必
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