セイコーホールディングスとセイコーウオッチ、セイコーエプソンの3社は、超低消費電力のGPSモジュールを搭載したソーラー充電式GPS腕時計を開発した。 特徴は主に2つ。1つは、利用者が時差やタイムゾーンを気にせずとも、地球上のどこにいても今いる場所の時刻を表示できること。もう1つは、GPS衛星に搭載された誤差が10万年に1秒という高精度の原子時計の情報を使うことで正確な時刻表示を実現したことである。「このような腕時計は業界初」(セイコーウオッチ)。「セイコー アストロン」という名称で、2012年9月下旬に販売を開始する。 消費電力が業界最小のGPSモジュールを自社開発 今やGPS衛星を使った測位機能は、カーナビや簡易型カーナビ機器(PND)のみならず、携帯電話機やスマートフォンといったさまざまな電子機器に搭載されている(関連記事:つながる広がる位置情報、あなたの機器に測位技術が載る )。ただ