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  • 七人の侍 ④ | 映画収集狂

    武士に愛を奪われ、憎悪から徹底抗戦を主張する利吉と、どうせ勝ち目はないと戦いには消極的な万造は、なにかにつけて反撥し合います。 長老・儀作の裁断に従って、侍探しに町に出た百姓たちは、目的を果たせぬまま疲れ切った町はずれで、徒労と失意から、再び利吉と万造は言い争います。 万造が「談合するより手はねえ」と言うと、利吉はずるそうな薄笑いを浮かべて「野武士の談合には今年は何を出す。お前んとこの娘出す積もりか。志乃はべっぴんだでな。」と言い放ちます。 万造は愕然とし、狼狽します。 この狼狽が、万造が一足早く村へ帰り、娘・志乃の髪を切る場面のモチーフになっています。 消極的とは言え、侍探しに狂奔した志乃の父・万造は、いざ、侍集めが順調にいくと、野武士ばかりでなく、村に来る侍たちも同じように、娘にとっては危険この上ない存在であることに違いなく、いち早く村に戻り、志乃を断髪して「男」にしようとします。

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