7月22日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)はギリシャへの今後の融資実行を停止し、これにより同国が9月に支払い不能に陥る可能性が強まる、と独誌シュピーゲルが伝えた。匿名の欧州連合(EU)当局者を引用している。 同誌によると、ギリシャへの支援プログラムに関しては、融資条件の履行状況の審査が終了していないが、IMFと欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)の代表団には、ギリシャが2020年までに公的債務の削減目標を達成できないのは既に明白だという。 同誌はギリシャが目標を達成できないことは同国が100億-500億ユーロの追加支援を必要とすることを意味し、IMFやユーロ諸国数カ国は受け入れる準備ができていない結果となる可能性があると報じた。 同誌によれば、ユーロ圏の指導者は恒久基金である欧州安定化メカニズム(ESM)が稼働するまで同国の財政を支えることを望んでいるが、ギリシャのユーロ離脱