連邦労働省労働統計局(BLS: Bureau of Labor Statistics)が2017年5月に実施したコンティンジェント(臨時)労働調査の結果が本年中頃に出る見通しとなったことを受けて、数が増えていると言われる独立請負労働者(Independent Contractor)を保護するためのギグ(GIG法)立案に向けた議論が連邦議会で盛んになっている。 臨時労働 BLSがコンティンジェント労働調査を実施したのは10年以上前の2005年のことである。コンティンジェントは、日本ではあまり耳慣れない言葉だが、偶発、臨時、不確か、といった意味を表す形容詞である。したがって、コンティンジェント労働といえば、短期的で臨時の労働という意味になり、派遣やパートタイム労働、事前に登録した労働者を必要に応じて呼び出して短期間の就労を行わせるオンコールワークや短期的な個人請負労働も含まれることになる。 日