IEと競合するFirefoxを擁するMozillaは、デフォルトブラウザを選択できる「バロットスクリーン」だけでは不十分だとし、問題点を指摘している。 米Microsoftが7月に欧州委員会に提出したWindowsとWebブラウザに関する対策案はまだ不十分であると、Mozilla Foundationのミッチェル・ベイカー会長が8月17日、自身のブログで苦言を呈した。 MicrosoftはWindowsにInternet Explorer(IE)をバンドルして販売することに関して欧州委員会から独禁法違反を指摘されており、その対策として7月、WindowsにIEをバンドルした上で、ユーザーがサードパーティーのWebブラウザを選べる「バロットスクリーン」を追加するという対策案を提出した。欧州委員会は現在この案を調査中だが、歓迎の意を表している。 ベイカー氏は、「この対策案が完全に実施されたとし