忘年会にクリスマスにお正月と、食べ過ぎ注意の年末年始。「あぁ、お腹いっぱい。でもデザートは別腹!」なんて言ってると、正月明けに後悔しますよ。でも、実はこの別腹、「感覚特異性満腹感」と呼ばれ、ちゃんと科学的な根拠があるんだとか。 そんな別腹を科学した、「Guardian」の記事を紹介します。 ヒトは雑食動物で、生きるためには多様な食物をとる必要があります。そこで、好きな食べ物ばかりを食べ続けて病気や早死にしてしまわないよう、進化の過程において感覚特異性満腹感というメカニズムが発達したのです。イギリスのリーズ大学で生態心理学を研究するマリオン・ヘザリントン教授は、このように説明しています。 「パスタのようなものを食べると、最初はおいしいと感じるでしょう。でも、だんだんおいしさが薄れてきて、途中でソースを足したりすることがあります。場合によっては、次はサラダとばかりに、食べるものを変えることも。