石黒 千賀子 日経ビジネス編集委員 日経BPに入社後、英LSEに留学し修士取得。日経ビジネス、日経ナショナルジオグラフィック、日経ベンチャーを経て、2003年日経ビジネスに編集委員として戻る。主に、本誌の「世界鳥瞰」の欄を担当。 この著者の記事を見る
石黒 千賀子 日経ビジネス編集委員 日経BPに入社後、英LSEに留学し修士取得。日経ビジネス、日経ナショナルジオグラフィック、日経ベンチャーを経て、2003年日経ビジネスに編集委員として戻る。主に、本誌の「世界鳥瞰」の欄を担当。 この著者の記事を見る
「対中国」でASEANとの協力体制を築け ASEANの重要性は経済面だけではない。政治的にもこれまでよりはるかに重要な存在になった。そのキーワードは「対中国」だ。ASEANの中でもベトナムやフィリピンは、南シナ海で中国と対立している。日本がフィリピンに巡視艇を与えたことも、ベトナムとの関係を深めようとしていることも、中国の影が背景にある。マレーシアやインドネシア、ブルネイなども中国の圧力をひしひしと感じているだろう。 中国は南シナ海に大きく張り出した領海を主張している。確かに南シナ海は中国にとって重要だ。中国がエネルギーをはじめとする資源を海上輸送に頼るようになっているからだ。その海上交通路はほぼ南シナ海を通るため、南シナ海での“覇権”を確立することが中国の戦略目標になっている。しかしそれは米国やASEAN諸国、そして日本にとって望ましいことではない。自由な航行が脅かされる可能性があるから
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