好きな本を持ち寄って、まったり熱く語り合うスゴ本オフ。 "Dark"や"Black"など「闇」をテーマにした本や映画や音楽が集まる集まる。twitter実況は、[ブレードランナーやスターウォーズから『論語』やナイチンゲールまでみんなブラック? スゴ本オフ「ダークネス」実況まとめ]、あるいはやすゆきさんの[ダークなスゴ本オフ、盛況でした]をご覧いただくとして、ここでは善人の闇こそ深いことを思い知らされる本をご紹介。 まず、ラジスラフ・フクス『火葬人』。「正義」に身を任せ自分で考えることを放棄した人間は、こうなってしまうものだな、という恐ろしさが味わえるという。ナチ占領下のプラハ。「善良な」ドイツ人が主人公で、奥さんがユダヤ人。二人の間には息子がおり、温かい家庭を守っていたのだが―――自分の意見がない人が「正義」を知ってしまったときのハマりかたが恐ろしい。「善人」であるが故に、ナチズムにどんど