福島第1原発事故による住民の内部被ばくを調べている福島県南相馬市立総合病院は15日、3月末までの半年間の検査結果をまとめた。放射性セシウムの未検出(検出限界以下)の割合について、10月時点で子供(中学生以下)は67.7%、大人(高校生以上)は31.1%だったが、3月にはそれぞれ99.2%、90.1%になった。 担当している坪倉正治医師は「体内に取り込まれたセシウムは順調に排出され、日常生活の慢性的な被ばく量はかなり少なく抑えられている」と語った。 子供1688人、大人7814人の計9502人が対象。検出限界値は、体重60キロで1キロ当たり4ベクレル。 子供のうち1439人が未検出だった。1〜3月までの検出値の最高は13.2ベクレル。大人は5229人が未検出で、同時期の最高は25.3ベクレルだった。 一方、検出値が比較的高かった子供67人、大人114人に3カ月後に再検査したところ、子供で全員