夏にかけてもラニーニャ現象が続く可能性が高くなっています。 ラニーニャ現象の影響で、海面水温は太平洋赤道域の中部から東部では低く、太平洋熱帯域西部では高い見込みです。積乱雲の発生は太平洋赤道域の日付変更線付近で少ない一方、アジア大陸南部から日本の南にかけて多い予想です。 これらの影響で、上空の偏西風はユーラシア大陸から日本の東にかけて平年より北を流れやすい見込みです。また、チベット高気圧は平年に比べ北に偏り、太平洋高気圧は北への張り出しが強いでしょう。 日本の南で太平洋高気圧の張り出しが強いでしょう。沖縄や奄美は平年に比べ、早い梅雨明けとなる可能性があります。 一方、梅雨前線は本州付近に停滞しやすくなるでしょう。九州から東北では平年並みか早い梅雨入りとなる可能性があります。九州から近畿を中心に湿った空気が流れ込みやすく、梅雨入り早々、大雨となる恐れもあります。降水量は九州から関東甲信で平年
![早い「梅雨明け」 夏は「酷暑」か 今年の夏はラニーニャ現象続く 3か月予報(気象予報士 吉田 友海)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/48f216aed20f0e1a3031e8977fc5128b17bc4786/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstorage.tenki.jp%2Fstorage%2Fstatic-images%2Fforecaster_diary%2Fimage%2F1%2F17%2F175%2F17551%2Fmain%2F20220524145903%2Flarge.jpg)