先月12日に、24歳という若さで自ら命を絶ったタレント・上原美優さんが2009年に書き下ろした自叙伝『10人兄弟貧乏アイドル☆ ―私、イケナイ少女だったんでしょうか?』(ポプラ社)が、今月24日に文庫本として緊急発売される。同書は現在品切れ中で重版の予定はなかったが、訃報を受けて同社に10代、20代の購入希望者から問い合わせが殺到したといい、「一人でも多くの若い人たちに、命の大切さを考えてほしい」と、単行本の重版ではなくワンコイン・500円での文庫化が決まった。 愛くるしい顔立ちと“明るい大家族貧乏トーク”で話題を集めた上原さんが自叙伝に綴った半生は、既存のイメージを覆す壮絶な日々。貧乏が招いた不登校やいじめ、非行。さらに地元・鹿児島県の種子島を離れ、上京後に就いたキャバクラでの仕事や、精神不安定による薬物自殺未遂など、笑顔の下に隠れていたその素顔は、目を背けたくなるほど苦しいものだった。
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