亀澤 寛之氏は、Linuxカーネルの資源管理機能「cgroup」におけるメモリー管理の部分を担当するメンテナーだ。仕事として Linuxの開発に携わる。メンテナーとして日々どんな風に活動を進めているか、どのようにメンテナーになったのか、どうすればなれるのか、尋ねた。 富士通に2003年に入社し、翌年にIA-64でメモリーのホットプラグ(稼働中に抜き差し可能な機能)を担当しました。そこでLinuxカーネルにコードを入れることになり、コミュニティーにパッチ(プログラム)を送りました。「こういう機能が必要なんだ」というメールをどっさり送ったら、コミュニティーのトップともいえるAndrew Morton氏から「go ahead」というメールをもらって、以来メモリー管理をやっています。 メンテナーとしての主な活動は、メールのチェックと返信です。Linuxカーネルだけで1日400~500通。仮想化ソフ
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