印刷 関連トピックス関西電力原子力発電所関西電力大飯原発(写真右端が1号機)=5月9日、福井県おおい町、本社ヘリから、竹花徹朗撮影 関西電力は16日、調整運転中の関西電力大飯原子力発電所1号機(福井県おおい町、加圧水型、117.5万キロワット)で、緊急炉心冷却システム(ECCS)を構成するタンクの圧力が低下するトラブルがあったと発表した。関電は保安規定に基づき、同日中にも原子炉を手動停止する。 関電によると、トラブルがあったのは、事故時などに1次冷却系統に冷却水を注水するため複数ある「蓄圧タンク」の一つ。15日夜明らかになったという。このトラブルによる環境への影響はない。 大飯原発1号機は定期検査後の3月10日に原子炉を起動したが、直後に福島第一原発の事故が起こり、営業運転に入るための国の最終検査を受けられなくなった。試験中にもかかわらず、出力100%で運転する状態が4カ月以上続いて