故障で運転停止中の関西電力の舞鶴火力発電所1号機(京都府舞鶴市、出力90万キロワット)が、7月にも運転再開できる見通しとなったことが28日、わかった。民間企業の自家発電の電力買い取り(約11万キロワット)に加え、舞鶴1号機の再稼働で、関電は原発1基分に匹敵する101万キロワットの供給力が上積みできる。関電はさらに大阪ガスから2万~4万キロワットの電力を購入する方向で調整しており、供給力は3040万キロワット以上となる見通し。計算上は15%の節電を縮小できることになり、関電の対応が注目される。 関電は昨年並みの猛暑を見込み、今夏の電力需要のピークである最大電力を3138万キロワットと想定しているが、当初発表していた例年並みの暑さの場合、最大電力は3037万キロワット。舞鶴1号機の再稼働と電力購入で、当初発表の需要は満たす計算となる。 関電によると、舞鶴1号機は故障していたモーターの調達にめど