「生活保護が浮いて見えるのは、世の中が地盤沈下したせい」派遣村"村長"の湯浅誠氏がナマポ・バッシングを斬る 売れっ子お笑いコンビ「次長課長」の河本準一氏の母親が生活保護費を受給していた問題が、世間を騒がせたことは記憶に新しい。病気で働けない人や、困窮して追い詰められた人々を救うために、生活保護制度が誕生して60年が過ぎた。 日本国憲法で決められた「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するための最後のセーフティーネットだったはずだが、今回の事件を機に「ナマポ(生活保護を示すネット用語)の不正受給を許すな!」と、ネット上では非常に厳しい視線が注がれるようになった。一種の「ナマポ・バッシング」と言える事態になっているのだ。 最低賃金で働いた場合の収入が、生活保護費の受給額を下回る「逆転現象」が起きている地域が11都道府県に上ることも、厚生労働省の調査で判明している。「真面目に働くのがバカらしくな