東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の開幕式に到着した議長国フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領(2017年4月29日撮影)。(c)AFP/MARK R. CRISTINO 【4月29日 AFP】29日に開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で議長国フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領が、領有権争いが激しい南シナ海(South China Sea)での中国の拡張政策に対するASEAN諸国の抵抗を抑制しようと試み、各国首脳から反発を受けた。複数の外交官が明らかにした。 戦略的重要水路である南シナ海に対する中国の全面的な主権主張に対し、国際裁判所はこれを認めない判断を下しているが、今回のASEAN首脳会議はこの判断については取り上げない意向を示している。 首脳会議閉幕の際に議長声明を発表するドゥテルテ大統領は会議に先立ち、フィリピンを含むA