「リスト型アカウントハッキング(リスト型攻撃)」が依然として猛威を振るっている(関連記事:3週間で50万件超の不正ログイン、「リスト型攻撃」が止まらない)。大手ネットサービスのほか、東日本旅客鉄道(JR東日本)(写真1)、パナソニックなどの会員サイトも被害を受けた。 攻撃者は何らかの手段で「IDとパスワードのリスト」を入手し、これを使って、コンピュータプログラム(ボット)で自動的にログイン試行を繰り返す。Webサイト運営者側にとっては正規のログインと区別がつきにくい。頻繁なログイン試行を制限するなど、影響を緩和する方法はあるが、あまり厳しく制限すると正規のユーザーまでログインしにくい状況になる。抜本的な対策は難しい。 ボットによるログイン試行を抑止 リスト型攻撃を抑止する手法として最近注目されているのがパズルだ(関連記事:最新のCAPTCHAはパズルゲーム風)。ログイン画面でパズルを解かせ