本当にやる気がある人なら、このくらいがまんできるはずだ。 本当に賢い人なら、このように行動するはずだ。 といったような、要するに「本当に○○だったら、△△できるはずだ(××しないはずだ)」という言い回しをしばしば耳にすることがあるけれど、これがかねがね大キライだった。 「△△できないかぎり、本当の○○じゃないんだよ」 という狭量さ、押しつけがましさを感じるからだ。 この言い回しがキライすぎるので、いろいろと悪口を考えてみたのだけれど、そもそも「本当にやる気がある」とか「本当に賢い」ってどういうことなんだろう。 その状態こそが「本当」であると誰が決めたのかといえば、それは主張している当の本人にすぎない。 確実にいえるのは、 「このくらいがまんできる人が、本当にやる気がある人だ(と私は思う)」 「このように行動する人が、本当に賢い人だ(と私は思う)」 程度のことではないのか