千葉県は31日、新型コロナウイルスに感染した70代と90代以上の男性計2人が死亡したと発表した。2人はいずれも死亡前日まで軽症で、自宅療養中に容体が急変。県内医療機関に救急搬送されたが、死亡が確認された。90代以上の男性は1月下旬にワクチンの3回目接種を終えていた。3回目接種済みのコロナ患者が死亡したのは、県発表分では初めて。 県疾病対策課によると、90代以上の男性は、心臓と循環器系の基礎疾患があった。1月下旬に37度台の熱が出て、県内医療機関を受診。PCR検査で陽性が判明した。医療機関から保健所に提出されたコロナの発生届には「入院の必要なし」と記載されていた。 70代男性はワクチン2回接種済みで、生活習慣病などの基礎疾患があった。1月下旬にのどの痛みが出て県内医療機関を受診し、抗原検査の結果、陽性が判明した。 同課の担当者は「前日まで重篤な症状がなく、事前に察知するのは難しかった」と説明