二角帽子(にかくぼうし、Bicorne)とは、角が2箇所ある帽子。18世紀後半から19世紀前半にかけて用いられた。ヨーロッパやアメリカの陸軍・海軍で主にかぶられていたが、ナポレオン・ボナパルトが使用していたことで最も知られている。ナポレオン時代の将軍や参謀将校が日常的に着用したほか、少なくとも第一次世界大戦頃までは正装用の帽子として広く生き残っていた。ビコルヌ、バイコーン、ナポレオン帽、山形帽、仁丹帽(仁丹の将軍マークから)。 三角帽子から派生した二角帽子は黒く、もともと縁の幅が広めになっており、正面と背面を折り曲げてピンで止めた半円形だった。通常、正面には国籍や階級を表すコケイド(花形帽章)をつけた。 後に形は三角形に近づいていく。両端はもっと尖り、花形帽章は右側面に付けられるようになる。このような形式になった二角帽子は コックドハット(Cocked hat) と呼ばれた。二角帽子は(ナ