近年、急激なスピードで生息地を拡大させ、数を増やし続ける“ある厄介者”。その被害は住宅街にも広がり、夜になれば「ギャー!」という不気味な鳴き声が響き渡る。 中国や台湾が原産地の動物「キョン」 特定外来生物に指定されている この記事の画像(26枚) 昼夜を問わず、住民を悩ますその厄介物の正体は、中国や台湾が原産地の「キョン」。 体長は約1m 後ろ足で顔を掻くようなしぐさ 体長は約1m。濃い茶色の毛並みに鹿のようなかわいらしい見た目をしているが、特定外来生物に指定されている。 木の陰で休憩、人がいても道路を横断 このキョンが大繁殖しているのが千葉県勝浦市。住宅街を歩いてみると…。 多くの家が柵や網で囲いを作っている(千葉・勝浦市) 取材スタッフ: 庭に柵をしているお家が多いですね。こっちも柵をしてありますね。 多くの家が柵や網で囲いを作っている。その理由は。 住民A: みんなこういうのでも食べ