地域に根ざす執筆もっと 小野渉さん(49) --インターネット上の百科事典「ウィキペディア」に執筆したきっかけは。 ◆2003年に日本版のウィキペディアができてから見ていましたが、近所の「酒折宮」や「不老園」をはじめ、地元を取り上げた記事が少なく、貧弱だったのが気になりました。読んでいるうちに自分でもできそうだと思い、09年11月にアカウントを取得しました。最初に書いたのは「山梨学院小」でした。これまで約80の記事を執筆し、12年からは国内45人しかしないウィキペディアの「管理者」も務めています。
この数年、文化資源を保存・活用する機関である図書館・博物館・文書館等(以後、MLAという)の所蔵資料を「拓く」新たな試みが始まっている。 日本においてその端緒となったのは2014年3月に行われた、京都府立総合資料館による国宝東寺百合文書の公開である(福島幸宏 「京都府立総合資料館による東寺百合文書のWEB公開とその反響」カレントアウェアネス-E No.259 を参照)。 上記に限らず、日本においての現段階の試みは、資料のデジタル化のあと、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを適用してウェブに出すという方法をとっている。MLAの所蔵資料のポテンシャルを引き出すため、現段階の技術と環境を背景に、大量かつ高精細のデジタル画像を作成したのち、適切なシステムとライセンスを付与することで、市民社会と共有するという試みと言えよう。 この手法が有効であることは、MLAの将来が市民社会とともにあり、そのため
Library of the Yearを受賞した図書館 2016年3月にWikimedia TOWN×INA Valleyに参加する前、伊那市立図書館について検索してみた。2013年に「Library of the Year」という賞を受賞しているすごい図書館らしい。どうすごいのかはググってもよくわからなかった。 実際に高遠町図書館と伊那図書館を訪れてみると、いろいろな点に目を見張った(ただしそれは「Library of the Year」の受賞理由とは違う部分だと思う)。コピーして持ち帰った文献からは深い歴史が見えてきた(それも受賞理由とは違う部分だと思う)。自分の目で伊那市立図書館を見て、伊那市立図書館についての文献を読むことで、確かにこの図書館はいい図書館だと思った。 2016年8月には、前年に「Library of the Year」を受賞している多治見市図書館を訪れた。まとまった
2017年1月17日、国際図書館連盟(IFLA)が、図書館とWikipediaが共同で様々な情報を検証しアクセス可能とするための方法に焦点をあてた報告書(Opportunities papers)を公開しています。 報告書には、大学・研究図書館版と公共図書館版があり、図書館と情報源となるウェブサイト間の相互作用の多くの側面を紹介しており、図書館員が、Wikipediaにさらに関与するよう推奨しています。 この報告書は、IFLAにとって、Wikipedeiaに限らず多くの人々がオンライン上でコンテンツを作成するようになったことに起因する、実践的・政策的課題に関する作業の出発点としても位置付けられています。 Presenting the IFLA Wikipedia Opportunities Papers(IFLA,2017/1/17) http://www.ifla.org/node/11
ウィキペディア・アジア月間は、アジアのウィキペディア・コミュニティの理解を深めることを目的とした、オンラインのエディタソンです。日本語版ウィキペディアにおいては、日本以外のアジアの国々に関する記事の質的・量的向上を目的に、2023年11月を通して行われます。 基準を満たす記事を4つ以上作成した参加者には、アジアに関するウィキペディア・コミュニティとの友好の証として、アジアのコミュニティが制作した特製バーンスターが贈呈されます。 かいつまんで言うと、対象となる記事は2023年11月に新規作成の記事でアジアに関連しており、品質が良く、3,000バイト以上、かつ一覧記事でないもの。 ルールの詳細: 記事が2023年11月1日0:00から2023年11月30日23:59 (UTC)に参加者によって新規に作成されたこと。(スタブの発展は不可、リダイレクトの記事化は可) 記事が少なくとも3,000バイ
By cea + インターネットで最も巨大なフリー百科事典「Wikipedia」は、誰もが自由に内容を編集できるというインターネットならではのメリットを活かしたコンテンツですが、それがゆえに編集者による意図が多少なりとも反映されてしまうという事実から逃れることができません。しかし、ハーバード大学の研究チームによる研究から、かつては確かに政治的に偏りがみられたWikipediaの記事内容が、年数を経るにつれて徐々に中立なものへと変化しているという事実がわかっています。 Wikipedia is fixing one of the Internet’s biggest flaws - The Washington Post https://www.washingtonpost.com/news/wonk/wp/2016/10/25/somethings-terribly-wrong-with-
概要 Wikipedia:オフラインミーティング/科学史学会2016 - Wikipediaの参加メモです。当日のTwitterのハッシュタグは#jawphos。 当日のツイートまとめ(togetter)は以下 togetter.com ※私の聞き取れた/書き取れた範囲の内容です。もし、なにか問題がありましたら、お手数ですがコメント欄などでお知らせください。 本編 導入 組織者及び司会である北村紗衣より、企画趣旨等の説明(5分程度) 利用者:さえぼー - Wikipedia 科学史関連の記事を執筆しているウィキペディアンと、科学史分野のアカデミア関係者(研究者)の意見交換。Wikipedia15周年、調べ物をするうえでのインフラとして定着しつつある。学術情報を生産しているアカデミアのコミュニティと、Wikipediaを普段書いている人たちの関係は、複雑で、良いと言えない側面もある。参加者の
Wikipedia:オフラインミーティング/科学史学会2016 - Wikipedia 2016年5月28(土)-29日(日)にかけて新宿の工学院大学で行われる日本科学史学会大会にて、ウィキペディアのセッションを組織することになりました。 日時 2016年5月29日(日) 13:00-15:30 工学院大学(新宿) G会場 1114 登壇者 北村紗衣(利用者:さえぼー) 日下九八(利用者:Ks aka 98) 利用者:さかおり 利用者:のりまき 吉本秀之(東京外国語大学) 藤本大士(東京大学) 企画趣旨 本ラウンドテーブルセッションにおいては、フリーのオンライン百科事典ウィキペディア(Wikipedia)における科学史に関する情報発信について考える。科学史分野の記事を手がかりにアカデミアとウィキペディアの間の交流をはかることで、科学コミュニケーションや歴史コミュニケーションのあり方を考えて
5月22日(日)、京都市の京都国立近代美術館と京都府立図書館で開催された「Wikipedia ARTS 京都国立近代美術館 コレクションとキュレーション」に参加した。ギャラリートーク配信サイト「Curators TV」などを運営しているARTLOGUEが主催する4回目のWikipedia ARTSであり、オープンデータ京都実践会が協力している。 「still moving – on the terrace」 この日のイベントのメインは京都国立近代美術館で開催中の「オーダーメイド:それぞれの展覧会」であるが、京都市立芸術大学のギャラリー「@KCUA」(アクア)で開催中の展覧会の説明も予定されていた。京都駅からは岡崎にある近代美術館に直行せず、堀川御池にある「@KCUA」を見学する。「still moving – on the terrace」という展覧会は以下のように説明されている。 ---
インターネット上の無料百科事典「ウィキペディア」日本語版の記事数が百万本を突破した。日本で発行されている紙の百科事典の十倍を超え、日々増加している。紙の百科事典は編集者や専門家の厳しいチェックを経て出版されるのに対し、誰でも自由に書き込めるウィキペディアは、信頼性に課題のある記事も少なくない。一方で専門家が驚くほど質の高い記事もあり、良しあしを見極めやすくする取り組みも進む。多くの人の「知」を積み上げる作業は、今もどこかで続けられている。 ウィキペディアによると、日本語版のホームページは二〇〇一年に立ち上がった。〇五年に十万、〇八年に五十万、そして今年一月に百万本を超えた。現在も一日百本超のペースで新規記事が増加。内容の追加や修正も活発に行われている。 出版社の平凡社によると、同社が出版している「世界大百科事典」は全三十四巻で、記事は九万本。数ではウィキペディアが勝っているが、大部分が匿名
3月21日に東京工業大学博物館で開催された、第7回#OpenGLAM JAPANシンポジウム「博物館をひらく-東京工業大学博物館編」に午後から参加してきました。東京工業大学博物館は同大の大岡山キャンパス百年記念館とすずかけ台キャンパスすずかけ台分館にある付属博物館で、今回のシンポジウムは前者で行われました。 大学博物館を見学すること自体、今回が初めての経験だったため、まずその所蔵品の面白さに目を瞠りました。同博物館の所蔵品は、貴重な自然科学の実物資料から、産業遺産ともいえる工業製品、建築模型や美術品まで多岐にわたります。「工業大学」という名称から連想するものよりはるかに幅が広いことに、率直な驚きを感じました。 この博物館の1階にはT-POT(ティーポット)と名付けられた共有スペースがあり、今回のシンポジウムはそこで約30名の参加者をあつめて開催されました。
saebou @Cristoforou #wp15tokyo 日本語版。2002/9/1には12記事しかなかった。2008年6月に50万記事。この間100万記事達成。
Outside viewpoint This blog post was written by members of the Wikimedia community and not by an employee of the Wikimedia Foundation. The views are the author’s alone and are not necessarily held by the Foundation or the community as a whole. Photo by Kumiko Korezumi, freely licensed under CC BY-SA 4.0. 2012年にイギリスのモンマスから始まったWikipedia Townですが、日本では少し違った内容で各地で取り組まれるようになってきました。2013年2月に横浜市で開催されたのをきっかけ
10月11日(日)、第6回 OpenGLAM JAPANシンポジウム「オープンガバメント・オープンデータの将来」が開催され、参加してきました。 第6回 OpenGLAM JAPANシンポジウム「オープンガバメント・オープンデータの将来」 #OpenGLAM - Togetterまとめもご参照ください。 今回のイベントは、Web上の百科事典Wikipediaの母体となるウィキメディア財団の事務局長のライラ・トレティコフ氏が来日されることをきっかけに設定されたもので、翌日は「Wikimedia Tokyo meetup with Lila」というイベントも開催されました。私は一日目のみの参加です。 基調講演としてライラさんより、「ウィキメディア財団は何を目指しているのか」「ウィキメディアの図書館やオープンガバメントに関する取り組み」の紹介がありました。 日本は世界で2番目に利用が多く、ライラさ
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