米Novellは3日(米国時間)、ボストンで開催中のLinuxWorld Conference & Expoにおいて、Microsoft .NET開発フレームワークのオープンソース版「Mono 1.2」のベータプログラム開始を発表した。MonoプロジェクトのWebサイトでは、Linux x86やWindows、Mac OS Xなど各プラットフォームに対応したバイナリのほか、ソースコードの配布が開始されている。 Mono 1.2 Beta(バージョンの表記は1.1.14)では、.NET 1.1の仕様に完全準拠したほか、部分的に.NET 2.0のサポートを実現。Windows互換のボタンやリストボックスなどのウイジェットや2D描画エンジンを含む「Windows Forms」に対応、既存のWindows用アプリケーションをPC-UNIXへ移植する作業が容易となった。ほかにも、Intel製CPUを
The Apache Jakarta Project, the Jakarta Commons, the Jakarta Commons Validator teamは24日(米国時間)、Jakarta Commons Validatorの最新版となるJakarta Commons Validator 1.3.0を公開したことを発表した。Jakarta Commons Validator 1.3.0は入力値の検証などに関するフレームワークライブラリ。 Jakarta Commons Validator 1.3.0はApache License Version 2.0のもとで公開されているオープンソースソフトウェア。入力される値の妥当性検証は、ロケールなどにもよって変化するため処理が煩雑になる。Jakarta Commons Validator 1.3.0はそうした複雑な妥当性検証を実現する
「Linux Zaurus SL-C3000/C3100」をPDAとして扱うか、ポケットに入るPCと捉えるかは、使う人それぞれの目的次第ではあるが、PDAとしての利用を前提とする場合は、標準搭載されているQt/Embedded環境が最大公約数であろう。しかし、日頃からUNIXメインの環境で作業していたり、学術系でUNIX系のアプリケーションを多用せざるを得ないユーザーや、これからUNIX環境に習熟しようとしているのであれば、標準的なUNIXに生粋のX Window System環境として利用できるに越したことはない。また、サーバ管理を生業としている人間にとっても、外出先でも動作検証が出来れば、これは代えがたいものになるだろう。 SL-C3100上で動作しているOpenBSD/zaurus。USB無線マウスと共に利用してる様子 そこで本稿では、掌の上に載るネイティブなUNIX環境として、セ
オープンソースカンファレンス実行委員会は17日および18日、日本電子専門学校において「OSC 2006 Tokyo/Spring」を開催した。オープンソースソフトウェア(OSS)に関する各種セミナーが開催されたほか、企業/団体/コミュニティから展示などが行われた。17日には、JBoss, Founder, Chairman and CEO, Marc Fleury氏による「JBoss社紹介と製品戦略のご紹介」が講演された。 「シリコンバレーにおけるもっとも嫌われ役は、実は私たちかもしれない」と語るMarc Fleury氏。さらに「OSSをかわいいものだと思っているかもしれないが、また破壊的なものでもある。OSSをエンタープライズにもってきたとき、それはなおのことだ」と述べた。同社はエンタープライズ向けJBossプロダクトをOSSで提供しており、その状況を比喩したものだ。 JBoss, Fo
JNode.orgは1日(ドイツ時間)、JNodeの最新版となるJNode 0.2.3を公開した。JNode 0.2.3はJavaで開発されたOS。C言語をまったく使っておらず、ほとんどがJavaで実装されている。ごく少数のアセンブラだけが含まれている。 JNode 起動 JNode CUI 動作例 JNode 0.2.3はGNU LESSER GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2.1のもとで公開されているオープンソースソフトウェア。公開されている成果物は次のとおり。 gzip圧縮されたLiveCDイメージファイル すべてのソースコード JNode 0.2.3では、特にGUIに関する改善がおこなわれており、フォントレンダリングなどは特に優れた改善が施されている。GUIが動作する環境であればGUI環境まで起動し、ゲームなどを実行することもできる。 JNodeはもと
未踏ソフトウェア創造事業 千葉滋PMは24日、電通国際情報サービス品川本社ホールにおいて、2005年度上期未踏ソフトウェア創造事業公募において採択した4案件に関する最終成果報告「平成17年度上期未踏ソフトウェア創造事業 千葉PM 成果報告会」を開催した。 本レポートでは、なかでも笹田耕一氏によって取り組まれた「オブジェクト指向スクリプト言語Rubyの処理系の刷新」について報告する。 東京農工大学大学院 工学部 博士後期課程 笹田耕一氏 YARV YARV(Yet Another Ruby VM、ヤルブと読む)は、笹田耕一氏によって開発されているRuby仮想マシン実装のひとつ。標準のRuby仮想マシンに比べて特定の場合をのぞき、ほぼすべての場合において処理が高速になるという特徴がある。世界中でもっとも高速に動作するRuby仮想マシンを目指して開発がおこなわれているもので、22日には最新のYA
IBM, Emerging Internet Technologies Groupは27日(米国時間)、IBM alphaWorksにおいてAJAX Toolkit Frameworkの公開を開始した。AJAX Toolkit FrameworkはJavaで作成されたEclipse IDEで動作する開発用プラグイン。DojoやZimbraなどのAJAX実行環境に対する統合開発環境に対していくつもの拡張機能を提供する。 IBMおよびZimbraは12月20日(協定世界時)、The Apache Incubator Projectに「AJAX Toolkit Framework」を提案。同提案は1月11日(協定世界時)における改訂版でZimbra主導の内容に変更され、かわりにIBMは1月31日(カナダ時間)、Eclipse Web Tools Platform projectに「AJAX To
Java Community Process, JSR 198 Expert Groupは、「JSR 198: A Standard Extension API for Integrated Development Environments」がFinal Approval Ballotのステージを通過し、可決されたことを発表した。投票結果は次のとおり(全16)。 賛成 10 棄権 4 反対 0 投票なし 2 JSR 198は、統合開発環境におけるプラグイン開発のためのAPIを規定するもの。JSR 198の実装に従うことで、一度作成したプラグインが、JSR 198をサポートするすべての統合開発環境でそのまま使用できるようにすることを目的としている。スペックリードはOracleのJose Cronembold氏。Expert GroupにはBEA Systems、IBM、Oracle
月曜日の朝、キッチンのシンクを覗き込むと、週末何を食べたかが手に取るようにわかる。なぜならシンクには使った食器がそのまま放置されているからだ。皿の模様はほかの食器に埋もれて見えなくなっている。週末は家事の手抜きに拍車がかかるぐうたら主婦。カレーとオリーブオイルとが混ざった匂いがシンクのまわりに漂ったり……。 不思議に思うかもしれないが、ぐうたら主婦は食器洗い乾燥機を持っていない。「食器洗い乾燥機が欲しい」と口にすることは、「洗い物をしたくない」、「ラクがしたい」と言っているようなものだ。ただでさえ、私の家事の手抜き、もといっ、家事の効率化には家族周辺から批判の声があがっている状況下。言い出せないのである。 そしてもうひとつの理由は、設置工事が面倒くさいということがあげられる。工事の予約を入れた日に外出する用事ができたとする。「いゃぁ〜、食器洗い乾燥機の工事がありまして。あいにく……」なんて
仕事には大抵、「納期」というものが決められている。このコラムにも「締め切り」という名の納期があり、毎週火曜になると、容赦なく担当編集O氏からの催促がメッセンジャーのウィンドウにポップアップする仕組みになっている。 納期というのはつまり、顧客に対して「これこれこういう仕事を、いついつまでに終わらせますよ」という約束である。約束を守らないとどうなるか。当然信用を失い、仕事を切られ、最悪の場合は失職して路頭に迷うハメになるのである。だから我々社会人は、どんなに辛くとも苦しくとも、なんとかして納期を守ろうと努めるわけだ。 が、原稿書きのような個人的な仕事ならば進捗は自らの努力次第だが、企業の仕事というのは、その大半がもっと大規模で複雑なものである。仕事の規模が大きくなれば、比例してプロジェクトを構成する要員の数も増える。人が増えればそれだけ、個々の担当する業務の進捗を厳密に管理する必要が出てくるの
いったいどうなっているんだ? という感じですが、「理系のための恋愛論」は連載200回を迎えてしまいました(心の中でひとり拍手)。このコラムも、何人かの編集者さんが担当してくれましたが、現在は「若くてかわいい女の子がいい」という私の希望(オヤジか?)がかなって、Kちゃんが編集をしてくれています。 さすが、若い娘さんだけあって大胆で「200回記念はパーッとやりましょう」といって、平松昭子さんにイラストを描いてもらい、その上、大好きな土屋賢二先生との対談をセッティング。私とKちゃんが趣味に走っただけではないか? こんなことがゆるされるのか? と密かに心配になった私ですが、すべての提案が編集部に受け入れられたので、とにかく特大スペシャルでお送りいたします。 ではさっそく、土屋賢二先生にお越しいただいて、恋愛ってしたほうがいいのか? なぜ恋愛をしたほうがいいのか? それでは結婚は? などなど、恋
The TrackIt teamは14日(米国時間)、TrackItの最新版であるTrackIt 1.0.0を正式に公開した。TrackIt 1.0.0はJavaで実装されたWebベースのプロジェクトトラッキングツール。Webアプリケーションとして動作し、プロジェクトを管理するための各種機能を提供する。 TrackIt 1.0.0はGNU LESSER GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2.1のもとで公開されているオープンソースソフトウェア。開発者に対して最大限の柔軟性、カスタマイズ性、使い勝手のよさを提供することを目指して開発されている。 TrackIt 1.0.0における主な変更点は次のとおり。 ユーザインタフェーススタイルの拡張 依存しているHibernateおよびEcho2ライブラリの更新 トランザクション管理を改善するためのサービスレイヤに対する独立し
JUnit.orgは16日(米国時間)、JUnitの最新版であるJUnit 4.0を公開した。JUnitはJavaで開発されているテストフレームワーム。ユニットテストをおこなうためのフレームワークとして代表的存在。 JUnit 4.0はCommon Public License Version 1.0のもとで公開されているオープンソースソフトウェア。Java開発におけるユニットテストフレームワームとしてはデファクトスタンダードの位置にあり、広く用いられている。 JUnit 4.0ではアーキテクチャがかなり変更されている。これまでjunit.framework.TestCaseのサブクラスを使ってテストのタグつけをおこなう必要があったり、testという名称からメソッド名を開始することで試験メソッドを特定するとう命名規則に従う必要があったが、JUnit 4.0では@Testアノテーションを指定
Windowsと互換性を持つバイナリ実行環境の開発を進めるReactOSプロジェクトは27日、すべてのソースコードを検査し、米国の法律に触れる可能性がある部分を修正する方針を明らかにした。2004年に流出が発覚したWindows 2000/NT 4.0のソースコードに対し、一部の開発者がアクセスした事実を受けての決定。すべての検査と修正が完了するまでには数年を要するとの予測があることから、開発プロジェクトは長期間に渡り事実上の停止を余儀なくされる見込み。 今回の事件の発端は、今月中旬にReactOSの開発者向けメーリングリストに投稿された1通のメール。1人の開発者が突然プロジェクトを離れると宣言したため、他の開発者が理由をたずねたところ、理解できない変更点を調べるためReactOSとWindows 2000/XPを逆アセンブルして比較した結果、数人の開発者が記述したコードにWindows
The GNU Classpath projectにおいて9日(協定世界時)、GNU ClasspathがJDK 1.4において提供されているライブラリの98%以上を実現できた旨が公表されている。 同プロジェクトは2005年11月2日(米国時間)、GNU Classpath 0.19を公開しており、J2SE 1.4 core APIの96%をカバーしたと発表している。2カ月ほど経て、さらに実装を進めた形だ。 9日(協定世界時)におけるGNU Classpathと各JDKとの比較結果は次のとおり。 JDK 1.1: 99.78% JDK 1.2: 98.69% JDK 1.3: 97.56% JDK 1.4: 98.12% JDK 1.5: 89.09% JDK 1.1に対してはほぼすべてを網羅、JDK 1.2/JDK 1.3ではjavax.swing.text.htmlの実現が40%ほど、
W-ZERO3を語る上でどうしても避けて通れないのが、同じシャープから出ているPMT(Personal Mobile Tool)、「Linux Zaurus」シリーズだろう。ハンディでコンパクトなコンピュータという点で、両者のキャラクタは酷似しており、電話機能の有無とOSの違いを除けば、ほぼ競合する構成であることも確かだ。 ここでは「SL-C3100」をリファレンスとして、W-ZERO3との比較を行ってみたい。 W-ZERO3とLinux Zaurusの比較。色的にわかりやすいSL-C3000と並べてみた ハードウェアの比較 〜 W-ZERO3 vs Linux Zaurus W-ZERO3とSL-C3100の主だったスペックは以下のとおりである。 W-ZERO3とSL-C3100のスペック比較 機種名 WILLCOM W-ZERO3 SHARP SL-C3100 プロセッサ Intel
Adam Peller氏は20日(世界標準時)、The Apache Incubator Projectに対して新しいプロジェクト「The AJAX Toolkit Framework project」の提案をおこなった。初期関係者はThe AJAX Toolkit Framework projectと既存のほかのApache Projectに重複するものはないとし、最終的にはトップレベルプロジェクトに格上げしていきたいとしている。 同提案書では、AJAXはWebアプリケーションに対して高いポテンシャルを有しており今後のアプリケーション開発に対して重要な方向性を示したという見解を述べたあとで、オープンソースソフトウェアの視点に立脚してもクライアントからサーバまでオープンソースソフトウェアでカバーできるという点においてAJAXは重要であり、AJAXスタイルの開発を発展させていくことが重要だと
RadRails.org, the RadRails teamは26日(現地時間)、RadRailsの最新版となるRadRails 0.5.0.1を公開した。RadRails 0.5.0.1は一日前に公開されたRadRails 0.5のマイナーバグ修正版。RadRails 0.5に発見された式補完およびアウトラインビュー選択機能に関するバグを修正したもの。 RadRails 0.5.0.1はEclipseベースの環境、Eclipse RCPにSubclipseプラグインを適用した環境に構築されたRuby on Railsフレームワーク用の統合開発環境。Common Public License version 1.0のもとでオープンソースソフトウェアとして配布されている。標準で用意されているバイナリパッケージはWindows・MacOS X・Linux用。Eclipse用プラグインも提供さ
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