ハイレゾ版『First Love/宇多田ヒカル』徹底研究 〈後編〉~マスタリング・エンジニアと探る、テッド・ジェンセン氏のハイレゾ・リマスター 前編に続き、巨匠テッド・ジェンセン氏による『First Love』のハイレゾ版リマスターの魅力を探ります。 対談は、日本を代表するマスタリング・エンジニアの小泉由香さんと、連載『辛口ハイレゾ・レビュー 太鼓判ハイレゾ音源はこれだ!』の西野正和さん。ハイレゾ版『First Love』をマスタリングスタジオ“オレンジ”のリファレンス・システムで聴きながら、その魅力に迫ります。 ■ リマスターCD盤は、1999年CD盤を超えたか? 西野:『First Love』のリマスターCD盤は、15年経ったテッド・ジェンセンさんの音がするということでしたが、音圧レベル的にはどうですか? 小泉:レベル的には1999年発売当時のCD盤と同じくらい入っていますね。 西野: