あなたは松永孝義というベーシストをご存知だろうか? 「日本初のダブバンド」として知られ、フィッシュマンズなど後続のバンドに多大なる影響を与えたMUTE BEATのベーシストにして、国立音大時代はクラシックを学び、タンゴのベーシストとしても活躍、様々なアーティストとの共演を果たし、リスペクトを受ける、日本を代表するミュージシャンズミュージシャンである。2012年に惜しくも逝去されたが、その三回忌に合わせ、松永の唯一のソロアルバム『The Main Man』のスペシャルバンドによる未発表ライブ音源『QUARTER NOTE』が発売されると共に、7月には西麻布の「新世界」にて、豪華メンバーによる発売記念ライブが行われることも決定している。 そこで今回はMUTE BEAT時代からの盟友である屋敷豪太と増井朗人を迎え、松永の魅力についてじっくりと語ってもらった。ミュートではリズム隊を組み、バンド脱退