この本は、日本人にとって馴染み深い“音頭”について考察したもの。音頭が誕生した背景を探るとともに、昭和8年に発売された「東京音頭」がポピュラーミュージックの中でどのように転用されてきたのか、アニソン音頭やアイドル音頭などを例に分析している。また大友良英が盆踊りの未来像を語るインタビューや、DJフクタケが音頭の可能性や音楽的な魅力を紹介するインタビューも掲載される。 大石始「ニッポン大音頭時代 『東京音頭』から始まる流行音楽のかたち」掲載内容第一章 音頭はどこからやってきた?音頭のルーツはどこにある? / 「東京音頭」の大ヒットを用意したもの / <ドドンガドン>を生み出したのは江戸時代の芸妓たちだった? 第二章 音頭のスタイルを確立した「東京音頭」ご当地ソングの元祖、地方小唄に「東京音頭」の源流を見る / 丸の内の旦那衆が発案した「丸の内音頭」 / 故郷なき都会人のための<郷土の歌>ができ
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