盟友、佐久間正英さんを悼む：朝日新聞デジタルＢＯＯＷＹやＧＬＡＹ、ＪＵＤＹ ＡＮＤ ＭＡＲＹら多くのミュージシャンを手がけ、１９８０年代以降のＪポップ界を牽引（けんいん）した、プロデューサー佐久間正英がこの世を去った。盟友として間近に接してきた歌手の早川義夫が、その死を悼んだ。 佐久間正英さんから「胃がんの末期だ」という知らせが届いたのは、２０１３年４月１５日だった。「早川さんには本当に申し訳無い気持ちでいっぱいです。お互いにジイサマになってからもずっと続けたかったので」と綴（つづ）られており、僕は泣けてきてしょうがなかった。どうして僕に謝る必要があるのだろう。 出会いは４６年前、ジャックスを聴きにきた１５歳の佐久間さんと新宿風月堂で話をした。その後、僕は本屋を営み、１９９４年に再び歌い出し、２枚目のアルバムから佐久間さんにプロデュースしてもらった。
