ビデオゲームの墓場(ビデオゲームのはかば、Atari video game burial)もしくはAtari(アタリ表記の場合もある)の墓[2]とは、アメリカ合衆国ニューメキシコ州アラモゴードに存在する埋め立て地の俗称。1983年にアタリが大量の在庫ゲームカートリッジ・ゲーム機本体を処分した地点である。 頂点からの凋落[編集] 1976年[注 1]、ワーナー・コミュニケーションズ(現:ワーナー・ブラザース・ディスカバリー)に2800万ドルで買収されたアタリは、1982年には市場価値が20億ドルにまで成長[5]。当時のビデオゲーム市場はアタリがシェアの80%を占める[5]など隆盛を極め、ワーナーの営業利益の約65 - 70%はアタリの売り上げで成り立つほどであった[5][6]。 アーケードゲームの家庭用移植を主とするアタリは、『アステロイド』や『スペースインベーダー』などの移植版で大ヒットを