動画投稿サービス「ニコニコ動画」(ニコ動)による年に1度のイベント「ニコニコ超会議3」が26、27の両日、千葉市・幕張メッセで開かれた。今回の大きな目玉は相撲。地方巡業さながらの取組や催しが、コスプレ少女らでにぎわう空間に出現した。近くにはコンピューターとの対戦で話題となった囲碁将棋のブースも。ネット世代の若者とは縁のなさそうな伝統文化がなぜ、そこにあるのか。 広大な会場のほぼ中央に土俵がすえられていた。砂かぶりから四方に観客が取り巻く。吊(つ)り屋根の上には「満員御礼」の垂れ幕もかかっている。本場所との違いは、向こう正面に設置された220インチの巨大ディスプレー。ニコ動で生中継されている土俵の様子が、そのまま映し出されている。 今回、角界から約250人が参加。横綱白鵬の土俵入りの際には、「よいしょー」「かっこいい~」といった文字が、嵐のように画面に重なり、流れていく。ニコ動でおなじみの機