昨年末にリリースされた溺死君のアルバムNo Country 4 Young Menをここのところ愛聴している。わざわざ文字にしてその事を今から書くわけだが、本作のジャンルGrimeというのがどういった成り立ちなのか、和製グライムがどういった潮流にあるのかなんてのは、学者さんや音楽ジャーナリスト、アカデミックな方々が勝手に論議すればいいだけだから僕はちっとも気にしてないそぶりをここではしたい。 ともかく、溺死君の吐き出す言葉はリアルだ。 少なくない企業が1時間1000円にも満たない金額で人間を買い叩き、彼らは280円の牛丼なんかを食らって生きているだろう、それをして自由で自立した日本の若者の生活なのだと定義されるのだから、僕らは誰かに打ちのめされている、存分に打ちひしがれている。溺死君の書く言葉はそういった現代的な痛々しいほどの"ビート"感覚をバックグラウンドにしつつ、その財布の中身に反比例
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