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ReviewとAlternativeに関するtxmx5のブックマーク (5)

  • Wilco | ele-king

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    円熟期に入った……というのは、大きな勘違いだった。 20周年記念のベスト盤や、フロントマンのジェフ・トゥイーディが息子スペンサーと作った愛らしいアルバムがあったせいか、ヴェテランがまとめにかかっているようにも見えたし、何よりオルタナティヴな観点からアメリカン・フォークやカントリーを参照する後進のよきバンドやアーティストたちが豊かな状況を作りあげたこともある。さらにはポストロックがインの現在、『サマーティース』(99)~『ヤンキー・ホテル・フォックストロット』(02)~『ア・ゴースト・イズ・ボーン』(04)の音響の冒険を再発見することにだって楽しみはある。言ってしまえば、現在へと続く潮流を生み出した偉大なロック・バンドという収まりのいい場所に落ち着いたっておかしくはなかったはずである。だが、ウィルコはここではっきりと老成や円熟といったものにNOを示している。 たしかに唐突で驚きはしたが、この

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    「昔の自分を思い出してみる/運転できるようになる前の、投票できるようになる前の/ずっと、恨みを抱えていた/知らなかったから、ひとが簡単に死んでしまうこともあると」 そんな言葉からウィルコの10作めのアルバムは幕を開ける。明らかに「投票したくない」という表明のようだ。ほとんど醜い取っ組み合いの様相を示しているテレビ討論会にツイッターのタイムラインが沸いたところで、あとに残るのは虚しさばかりだろう。もちろん、ウィルコのような政治的に誠実でリベラルなバンドが投票を棄権するとは思えないが、それでもエレクション・イヤーにこのような気だるい言葉で始まるアルバムを現代のアメリカン・ロックを代表するバンドが発表することに、示唆的なものを感じる。タイトルは“ノーマル・アメリカン・キッズ”――“アッシェズ・オブ・アメリカン・フラッグス(アメリカ国旗の灰)”以来はじめて「アメリカン」を冠したこの曲では、そして、

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    「歓喜の歌」とのタイトルとは裏腹に、ウィルコの11枚めのアルバムはズン、ズン……というドラムの重たい音から始まる。小さい音量で揺れるギター。曖昧な感触の鍵盤。控えめで物憂げななジェフ・トゥイーディの歌。「ぼくはけっして変わらない/きみはけっして変わらない」……。エレクション・イヤーに強い否定の言葉をしたためた『シュミルコ』から3年、アメリカン・オルタナティヴのヴェテランはいま、メランコリーの渦中にいる。 僕はいま、日ではわりと大雑把に「アメリカの良心」などと表現されがちなリベラル白人男性によるロック・アクトの動向を気にかけている。マイノリティたちの主張が注目される昨今において、否が応でもマジョリティである彼らが何を言えるのか。ヴァンパイア・ウィークエンドやザ・ナショナル、そしてボン・イヴェール……彼らはとにかく真面目に、ジェンダーや人種の融和を訴えることで次の時代を照らそうとしているよう

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