![長文日記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e2b7e5e482b54cd5ffe0a8869d38b0f3911a1069/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi.gyazo.com%2F6701aa802b65b811fbfc4aed556366ca.png)
<前編はこちら> 東映アニメーション40年ぶりのオリジナル劇場アニメ『楽園追放 -Expelled from Paradise-』は、わずか13館での上映にもかかわらず興行収入1億8000万円を超え、BDの売れ行きも順調だ。このヒットの裏には、VFXスーパーバイザー出身という異色の40代新人プロデューサー・野口光一氏の姿があった。 セルルックに変えても避けられないCG特有の“不気味の谷”を乗り越えるため、ひいては初のプロデュース作品を成功に導くため、野口Pは膨大な手間(=人件費)がかかる“豊かな表情”の作成を決断。 それは困難な挑戦だったが、3DCGを得手とする制作会社グラフィニカと、2Dアニメの演出方法を心得る水島精二監督、演出・京田知己氏らの“異文化交流”によって、首尾よく不気味の谷の飛び越えに成功する。 めでたく制作のめどは立ったものの、今度は作品を観客に届けるための座組み作りで難問
<後編はこちら> オリジナル、SF、そして全編オール3DCG――。企画立ち上げ当時の映像業界では「当たらない」と言われた3要素をすべて兼ね備えていた劇場アニメ『楽園追放 -Expelled from Paradise-』。しかし蓋を開けてみれば、公開同日発売の数量限定BDが初週で完売、わずか13館での上映にもかかわらず興行収入は約2ヵ月で1億8000万円を超えるヒット作となった。 まさに三重苦からの大逆転劇を仕掛けたのは、今作が初プロデュース作品となる野口光一氏(東映アニメーション)。元々、VFXの専門家として名の知られていた野口氏だが、突如会社からプロデューサーへの転身を求められ、徒手空拳で未知の役職に挑んでの第1作だった。 自らの内側にある壁を壊すことで成長してきたクリエイターが、初めて自分の外にある壁――社会を乗り越える必要に迫られたとき、“負けが許されない40代の新米プロデューサー
今月5月末を持って、約10年お世話になった東映アニメーションを退職する事になりました。 仕事関係だけでなく、作品を好きでいて下さった方々に向けてもご報告をしておくべきと思い、ブログを執筆させてもらいます。 - 理由 退職の理由は一つではありませんが、好きなことを突き詰めるため、先に進もうと思ったのが主な理由です。 東映アニメーションでは様々なタイトルを任せて頂き、映画からテーマパークのアトラクションなど色々な経験をさせて頂きました。 全てやりがいのある仕事でしたが、後半は大人数・大規模タイトルが続きすぎたせいか、メモリーズが終わった後はしばらくそういった規模のものから距離を置きたいなと感じるようになっていました。 私個人としても、規模の大きさやメジャーである事よりも、自分やアーティストの力を最大限生かす事。じっくり丁寧に作品制作に取り組むことに最も喜びを感じるタイプの映像作家です。 もう少
アクション映画ではスタントマンでも実現不可能な超絶シーンにコンピュータグラフィックス(CG)が使われるのが常識で、最近ではアニメの製作にもCGは活用されています。よりリアルさを追求することで進化してきたCGは、もはや「人間以上に人間らしい動きをする」ということがイヤでも分かるムービーが公開されています。 Chris Jones http://www.chrisj.com.au/ 以下のムービーでは、最先端のCGの圧倒的クオリティをまざまざと見せつけられます。 Ed - YouTube 目を閉じた男性。 うっすらと目を開けました。 一点を見つめると…… 左右をキョロキョロ。 画面が次第にズームアウト。 何か違和感がある男性。 よく見ると、胸から下がありません。 驚く男性ですが…… ひょいっと男性を支えていた「腕」が出現。 腕はヒョコヒョコと去って行きました。驚くべき事に、このムービーはすべて
ニカイドウレンジ @R_Nikaido [CGWORLD 2014年 6月 http://t.co/JYIeRJ1rdN ]今月号のCGWORLDにギルティギアXrdの解説載ってたので読んだ。どう見てもセルアニメにしか見えない3Dの秘密が大筋分かった。大笑いするほどに面白い手法だったのでこのあと軽く説明したい。 2014-05-14 22:45:02 ニカイドウレンジ @R_Nikaido ギルティギアXrdのCG。影を破綻なく生成する技術が面白かった。「首」「筋肉の窪み」「服のシワ」などに「影になりやすくする」属性を付加することでアニメっぽくなるように制御してるらしい。フィギュアの立体感を強調するために影になるところを暗い色で塗ってるようなもんだね。 2014-05-14 22:50:59
[GTC 2014]職人芸集団のPixar,NVIDIAのGPUとゲームグラフィックス技術でCG制作環境のリアルタイム化を目指す ライター:西川善司 GPU技術者会議「GPU Technology Conference 2014」(以下,GTC 2014)では,CGアニメーションスタジオの大手として名高いPixar Animation Studios(ピクサー・アニメーション・スタジオ,以下,Pixar)による基調講演が行われた。 Pixarといえば,「トイストーリー」に代表されるCGアニメ作品を世に送り出している名門スタジオ。同社がCGの超エキスパートであることは誰もが認めるところだろうが,「PixarはGPUのエキスパートではなかった」と聞けば,驚く人も多いのではないだろうか。 Dirk Van Gelder氏(Engineering Lead, Pixar) そんなPixarも現在で
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